ラストイニング 28

夏の甲子園出場をかけた県大会決勝戦。負ければ廃部の我らがサイガク野球部vsセンバツベスト8の大本命・聖母学苑の試合は劣勢が予想されたサイガクが9回表に2点を勝ち越すも、その裏、サイガクのエース日高が痛恨の同点2ランを浴びゲームは延長戦へと突入!!ここから先は後のない闘い……甲子園へ行くのはどっちだ!?一瞬たりとも目が離せない死闘、依然継続中!!

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スタッフおすすめレビュー

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人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。

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