やどかり~弁護士・志摩律子の事件簿~(7)

酒屋の笹崎が、配達中に階段から足を滑らせ転落、病院へと運ばれた。ゴルフの練習を邪魔され、面倒くさそうに診察を行う外科医であり病院長の大崎。くだした診断は「足首の骨折」と「打撲」だった。しばらく入院することになった笹崎だったが、骨折した足ではなく、強い腹痛を訴える。妻がナースコールをするも、大崎医院長は診察すら行わず、痛み止めを看護師経由で渡すだけであった。さらに異常な程に苦しみ始める笹崎。夫のただならぬ様子に不安を感じ、妻が病院長を強引に連れて病室へ戻ると……笹崎はすでに息絶えていた。病院長の死亡診断書には急性心不全の文字……。本当にそうなのか? 笹崎の妻は医療ミスによる損害賠償請求を志摩に依頼する。篠原とおる先生がお贈りする弁護士・志摩律子の華麗なるサスペンス事件簿、人間関係が交錯する第7巻(全14巻)!!

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