雪花の虎
毘沙門天の化身とされる名将中の名将は、実は、女だった―――
時は享禄二年、1529年。
越後の春日山城城主・長尾為景の第3子が誕生する。
不甲斐ない嫡男・晴景に代わる後継ぎとして期待された赤子は、
しかし女児だった。
失望する為景だったが、すぐに決意を新たにする。
「この子を、姫武将として育てる」「名を虎千代とする」と――
強い父、やさしい母、穏やかな兄、健気な姉に囲まれ、小さな山城でお転婆に育つ虎千代。
その双肩に背負う運命の重さを、未だ知るよしもなく……。
東村アキコが挑む本格大河ロマン、
越後の虎、女・上杉謙信の一代記がいま、始まる!!
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戦国の世を、義を貫いて駆け抜けた軍神・上杉謙信。 毘沙門天の化身とされる名将中の名将は、実は、女だった――― 時は享禄二年、1529年。 越後の春日山城城主・長尾為景の第3子が誕生する。 不甲斐ない嫡男・晴景に代わる後継ぎとして期待された赤子は、 しかし女児だった。 失望する為景だったが、すぐに決意を新たにする。 「この子を、姫武将として育てる」「名を虎千代とする」と―― 強い父、やさしい母、穏やかな兄、健気な姉に囲まれ、小さな山城でお転婆に育つ虎千代。 その双肩に背負う運命の重さを、未だ知るよしもなく……。 東村アキコが挑む本格大河ロマン、 越後の虎、女・上杉謙信の一代記がいま、始まる!! -
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東村アキコが描く本気の大河ロマン。女・上杉謙信一代記、第2集! 天文九年(1540年)、虎千代11歳。 父・為景の隠居後、兄・晴景が長尾家の家督を継ぐと、荒れていた越後の情勢はますます悪化、長尾家は度重なる戦の渦中にいた。 その年の暮れ、虎千代の成長を見届けぬまま、為景が帰らぬ人となる。 愛する父の死に「この城を守るのは自分だ」と覚悟を新たにする虎千代だったが、明けて天文十年(1541年)、彼女の体に異変が起きる。 一方、隣国・甲斐の武田家では、当主・信虎の暴政に家臣たちの我慢も限界に達し、息子・晴信に ある決断を迫るが…… 後の上杉謙信と武田信玄。 いまだ相見えぬ終生のライバルの運命は今、大きく動き出そうとしていた―― 1集発売後即大量重版の注目作、待望の第2集が遂に登場! -
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妹を守る。それが兄の“戦国”だった―― 天二十一年(一五五二年)、穏やかに一年の始まりを祝う景虎たち。 戦乱が絶えぬ中、束の間の休息と思われたが、武田晴信(後の信玄)の軍師、山本勘助がはなった「草」が越後に潜入… その陰は、隠居中の景虎の兄・晴景の周辺にも忍び寄る。 病弱、戦嫌い、家族想い。 時代と立場を誤り、生まれてきてしまった心優しい人。 景虎を女城主とし、陰ながら支えた彼にも、歴史に記されなかった戦いがあった。 さらに、景虎に助けを求め、関東から招かれざる客がやってくる。 いざ、新たな戦いへ―― 東村アキコが描く本気の大河ロマン。 女・上杉謙信一代記、第6集! -
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強く気高い姫武将は“恋”をするか―― 天文二十二年(一五五三年)、秋。 景虎は京都上洛の道中、都を追われた時の将軍・足利義藤とその側近らと出会い、束の間の青春を謳歌する。 彼らと絆を結んだ景虎は幕府復権の手助けを約束。 義藤の側近・進士源十郎を伴い京、そして堺へと向かうことに。 そこでは、義藤と敵対する三好長慶とその義弟・千宗易(後の利休)が、景虎を“目利き”すべく待ち構えていた――― 狭い茶室で繰り広げられる、一触即発の神経戦。 そして、密かに進む武田の軍師・山本勘助による襲撃計画。 次々と襲いくる窮地に景虎は――!? 東村アキコが描く本気の大河ロマン。 女・上杉謙信一代記、動乱の最新第8集!
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戦国時代の人気武将といえば、必ず名前が上がる「上杉謙信」。
この勇猛果敢な“越後の虎”は、実は女だったという説のもと、謙信の生涯を大胆に描いたこの作品。
『海月姫』『東京タラレバ娘』の東村アキコ先生が描く大河ロマンものってどんななんだろう?とワクワクしながら手に取りましたが、読んでみて大正解でした!
主人公の上杉謙信はもちろん、体は弱いけれど心優しい兄・晴景、謙信が慕い続ける兄僧・宗謙、そして今後のキーパーソンとなる永遠の宿敵・武田信玄…
登場人物の誰もが、強く、美しく、そしてかっこよく、激動の戦国時代を生き抜くさまが、実にみずみずしく生き生きと描かれています。
ときにさく裂する東村節が効いたギャグも健在で、今までになかったわかりやすくて読みやすい歴史マンガとなっています。
また個人的にオススメなのは、ページ下部で唐突に始まる「アキコのティータイム」のコーナー!
上杉謙信を語る上で知っておくべき歴史的背景や登場人物を、東村先生自らわかりやすく説明してくれます。
歴史ものでよく出てくるのが「登場人物が多すぎる!」「時代の流れがよくわからない!」という悩みですが、
東村先生の分かりやすくて面白い説明&アドバイス?(「家来が多くて覚えられないなら覚えなくていいよ!」とか最高!)で
気負うことなく読み進めることができます!
歴史に詳しくなくても大丈夫!戦国時代を男武将として強く生き抜いた女の一代記、ぜひ読んでみてください!
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