雪花の虎 3
跳梁跋扈の戦国の世。
女ながらに元服した景虎は、初陣を華々しく勝利で飾り、武人としての頭角を現す。
しかしそれは皮肉にも、当主である兄・晴景の評判を相対的に下げることとなった。
亡き父・為景の代からの家臣である黒田秀忠は、晴景を見限り謀反を起こす。
景虎は、黒田を制圧すべく挙兵するが……!?
少しずつ狂い始める運命の歯車。
優しい兄と強い妹。互いを想い合うふたりの美しい絆が、戦国の世では、悲劇の種となる――
東村アキコが描く本気の大河ロマン。女・上杉謙信一代記、第3集!
女ながらに元服した景虎は、初陣を華々しく勝利で飾り、武人としての頭角を現す。
しかしそれは皮肉にも、当主である兄・晴景の評判を相対的に下げることとなった。
亡き父・為景の代からの家臣である黒田秀忠は、晴景を見限り謀反を起こす。
景虎は、黒田を制圧すべく挙兵するが……!?
少しずつ狂い始める運命の歯車。
優しい兄と強い妹。互いを想い合うふたりの美しい絆が、戦国の世では、悲劇の種となる――
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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戦国時代の人気武将といえば、必ず名前が上がる「上杉謙信」。
この勇猛果敢な“越後の虎”は、実は女だったという説のもと、謙信の生涯を大胆に描いたこの作品。
『海月姫』『東京タラレバ娘』の東村アキコ先生が描く大河ロマンものってどんななんだろう?とワクワクしながら手に取りましたが、読んでみて大正解でした!
主人公の上杉謙信はもちろん、体は弱いけれど心優しい兄・晴景、謙信が慕い続ける兄僧・宗謙、そして今後のキーパーソンとなる永遠の宿敵・武田信玄…
登場人物の誰もが、強く、美しく、そしてかっこよく、激動の戦国時代を生き抜くさまが、実にみずみずしく生き生きと描かれています。
ときにさく裂する東村節が効いたギャグも健在で、今までになかったわかりやすくて読みやすい歴史マンガとなっています。
また個人的にオススメなのは、ページ下部で唐突に始まる「アキコのティータイム」のコーナー!
上杉謙信を語る上で知っておくべき歴史的背景や登場人物を、東村先生自らわかりやすく説明してくれます。
歴史ものでよく出てくるのが「登場人物が多すぎる!」「時代の流れがよくわからない!」という悩みですが、
東村先生の分かりやすくて面白い説明&アドバイス?(「家来が多くて覚えられないなら覚えなくていいよ!」とか最高!)で
気負うことなく読み進めることができます!
歴史に詳しくなくても大丈夫!戦国時代を男武将として強く生き抜いた女の一代記、ぜひ読んでみてください!
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