陽藤凛吾の漫画
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巻 792~803 pt
退屈な日々に刺激を求める、自己中心的な薄情者、新道蒼々(しんどうそうそう)。 半径3m、手が届く範囲ならば誰にでも手を差し出す、正義感溢れる女子高生、城川花実(しろかわはなみ)。 対極の人間性を持つ男女が出会ったその日、すべての人類にとっての終末がはじまる―――。 "はこぶね"へ運ばれた二人は、「コンシェルジュ」により、 新人類と位置付けられ、同時に現人類のリセットを告げられる。 人が人を選別する、戦慄のサバイバル&カタストロフィーが幕を開ける。
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巻 1,650 pt
ノーベル文学賞を受賞したアルベール・カミュの傑作小説 『ペスト』が生まれたのは、1947年のこと。 それなのになぜ、コロナ禍の現代は、これほどまでに、 『ペスト』の世界を彷彿とさせるのか? 天災か? 人災か? 〈ペスト〉と〈コロナ〉の不思議な「重なり」に、 今後、社会がどうなっていくのか、どう生きていけばいいのか、 大きなヒントが隠されている。 絶望とは、闘うべき理由を知らずに、 しかも、まさに闘わねばならないということだ ―――アルベール・カミュ 本書は、アルベール・カミュの傑作小説『ペスト』の世界に、 もしも、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下を生きる 東京の女子高生がタイムスリップしたら…… という設定から始まるオリジナル漫画作品である。 新型コロナウイルスが蔓延しはじめた2020年春。 渋谷で友達と待ち合わせをしていた女子高生・香は、 カラスのような仮面をつけた「オランの使者」と名乗る不気味な男に、 突然、1940年代のアルジェリア・オランという街に誘われた。 オランの市民から信頼されている町医者・リウーは、ここ数日、 やたらと血まみれのネズミの死骸を見かけることを不審に思っていた。 それと同時に、今までに見たことがない症状で 苦しみ亡くなる人が増えていく。 やがてリウー医師は、それが何年も前に世界から消滅したはずの ペストであることを確信する。 しかしリウーが「これはペストだ!感染症だ!」と訴えても、 お偉いさんたちはそれを認めようとはしない。 そうした中、あれよあれよと死者は増え続け混乱状態へと陥り、 ようやく街はペストの流行を認めた。 しかしその時にはもう、市民の間では差別や分断が溢れかえり、 個人の自由は奪われ、全体主義が蔓延っていく。 あっという間に変わり果てた世界―― すべてを目撃した香は、行動し続けるリウーの姿を見て何を思うのか? 本書の監修は、 新刊『ひとりも、死なせへん ――コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記』が 話題の著者・長尾和宏医師。 この物語を教訓に、withコロナ時代を我々がどう生きていけばいいのかを、 医療的・社会的の両面から考えていく。
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