ライドンキング(4)
強大な力を持つ魔族の侵攻により陥落したゴルドーの街。ジェラリエの指示を受け、生き延びた民はプルチノフ村へとたどり着いた。彼らを村に受け入れたプルチノフ大統領は、魔族の脅威がすぐそこまで迫っていることを知る。村の平和を守るため、大統領は魔族の本拠地たる魔境へ旅立つことを決意する。だがその前に、大統領留守中の村の食糧問題を解決する必要があり……。
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この世の乗れるようなもの(生き物・機械)全てを乗りこなし、国家すらも乗りこなす武術・格闘技の達人であり、プルジア国民から絶大な支持を受けるプルジア共和国終身大統領アレクサンドル・プルチノフ。
彼は、とどまる所を知らない自身の騎乗欲を持て余す日々を送っていた。
ある日、愛虎テムルにまたがり政務に向かう途中、テロリストの襲撃を受けてしまう。
難なく、テロリストを撃退するも、その衝撃に耐えきれずそばにあったプルチノフの像の頭部が崩落し、彼に直撃する。
その衝撃で気を失った彼が、目を覚ますと、そこは人間とモンスターが跋扈する異世界だった!
ワイバーンを始め、魔熊、魔狼、ケンタウロスなど様々な、プルチノフが騎乗したことがない乗り物(?)と遭遇する中、自分の欲を律し、よき指導者として民とモンスターを導く姿に心打たれる一作だ。
異世界すらも彼は乗りこなしてしまうのか!?