インゴシマ (18)

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再び甲斐谷による凌辱の標的となってしまった加奈と茜を救うべく、ドローンを操る啓太からの指示を受け、高崎・橘とともに二人のもとへ急行する若林。手下のシマビトが一掃され、慌てて命乞いと自己弁護を始める甲斐谷をそっと抱き締めた若林は言うのだった。「甲斐谷、よく生き抜いた」──
その頃、マオモの庵の一室で、赤城と小早川は二人だけの時間を過ごしていた。酒の酔いも手伝い、赤城に対する感情を抑えきれなくなる小早川。「あなたが学校に残ってくれて良かった」潤んだ瞳で見詰められる赤城もまた、小早川への想いを自覚していた。視線を絡ませた二人は、教師と生徒という立場の間に引かれた線を越えていく。
決壊の時が近付いているという言葉にならない切迫の予感が、人と人の間に確かなものを取り結ばせるのか──心の間に通い合ったものの手応えと肌触りこそが、限界状況にあってもなお、人を人として立ち上がらせるのか。人間存在の輪郭に沿って感情と熱量が振り切れていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

修学旅行のために客船「フリージア号」に乗っていた吉ノ宮高校2年2組の生徒たちは、
突然の大嵐に巻き込まれてとある島に漂着してしまいます。
そこにいたのは、動物の頭蓋骨で顔を隠し、蓑を被った獣のような先住民たち。
手に手に鉈や刃物を持ち、意味不明な言葉を叫びながら襲ってくる彼ら「インゴの子」らに
応戦するも、一人また一人と倒れ、あるいは拉致され、
ぷりんぷりんの体を陵辱される生徒たち。悲惨すぎます…!

今作の魅力は多々あれど、一番はやはり“設定の勝利”でしょう。
デスゲーム的に犠牲者が増える中、知識や腕力など、
持ちうるすべてのスキルを生かして戦うサバイバル感。
そこに加わる大切な存在を守ろうとする懸命さは、高校生だからと侮れません。
さらに、インゴの子たちという狂気の存在が絡むことで、
先が読めないドキドキ感は急上昇! ついでにJKの裸体にもドキドキしちゃう!

スリリングな展開と強烈な世界観に引き込まれ、
気づけば一気読みしていることでしょう。

インゴの子らの異常なまでの怨みの念と、残虐すぎる“儀式”の全貌が見えた時、
全身に震えが走るはずで す。

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