インゴシマ (11)
ガモウと対峙する危機的な状況をマイルに救われた啓太と葵。運ばれた先の森の庵でまんじゅう・サイコと再会を果たした啓太は、庵の主・マオモから衝撃的な話を聞かされる。島から出る方法はある。ただし、それは「嵐の到来を待って船を出す」やり方ではない――アキラの計画の失敗を悟り、庵を飛び出していく啓太。一方、島の「ツワモノ」として、嵐に運ばれてくる「オメグミ」の収穫を指揮するアレックスは、シマビトの人員を局所的に集中させることによりアキラが脱出するための間隙を作ろうと企む。生きて島を出た彼女が、米海軍の艦隊とともに戻ってくることを信じて――暗闇に射す一筋の光を希望と信じて手を伸ばすのか――その手が絶対に届かないと知った時の戦慄の鋭さこそが人を絶望させるのか。重ねてきた思惑が運命の波浪に弄ばれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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修学旅行のために客船「フリージア号」に乗っていた吉ノ宮高校2年2組の生徒たちは、
突然の大嵐に巻き込まれてとある島に漂着してしまいます。
そこにいたのは、動物の頭蓋骨で顔を隠し、蓑を被った獣のような先住民たち。
手に手に鉈や刃物を持ち、意味不明な言葉を叫びながら襲ってくる彼ら「インゴの子」らに
応戦するも、一人また一人と倒れ、あるいは拉致され、
ぷりんぷりんの体を陵辱される生徒たち。悲惨すぎます…!
今作の魅力は多々あれど、一番はやはり“設定の勝利”でしょう。
デスゲーム的に犠牲者が増える中、知識や腕力など、
持ちうるすべてのスキルを生かして戦うサバイバル感。
そこに加わる大切な存在を守ろうとする懸命さは、高校生だからと侮れません。
さらに、インゴの子たちという狂気の存在が絡むことで、
先が読めないドキドキ感は急上昇! ついでにJKの裸体にもドキドキしちゃう!
スリリングな展開と強烈な世界観に引き込まれ、
気づけば一気読みしていることでしょう。
インゴの子らの異常なまでの怨みの念と、残虐すぎる“儀式”の全貌が見えた時、
全身に震えが走るはずで す。
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