アルテ 20巻【特典イラスト付き】
宿願のフィレンツェへ着実に近づいていくアルテたち一行。師の無事を願う気持ちが、アルテの歩みをよりいっそう早めていく。
その時レオは、荒廃した街で自らの徒弟時代を思い出していた。徒弟として月日を重ね、成長したレオの追想はアルテとの出会いへと続く。無愛想な表情に隠されていたレオの想いが今、明かされるーーー。
命を懸けたアルテの旅もついに終幕へ。
その時レオは、荒廃した街で自らの徒弟時代を思い出していた。徒弟として月日を重ね、成長したレオの追想はアルテとの出会いへと続く。無愛想な表情に隠されていたレオの想いが今、明かされるーーー。
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メディア化情報
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アニメ化
「アルテ」
2020年4月~ TOKYO MXほか
声の出演:小松未可子、小西克幸、榎木淳弥
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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16世紀初頭のフィレンツェ。この時代、女性が画家になることは前例としてあまりなく、主人公のアルテは画家工房に弟子入りを志願するも、断られ続けてしまいます。このマンガは、そんなアルテが女性画家としてどのように生きていくのかを描いた作品です。そのテーマだけでも十分面白い作品なのですが、この作品、焦点はそれだけではありません。
様々な面白さがあるのですが、その中でも私はアルテが貴族生まれであることに悩むシーン(7巻)が好きです。この作品は、女性であることを理由に仕事を任せてもらえなかったり、あるいは勉強させてもらえなかったりといった逆境をアルテがどう乗り越えていくのかに焦点を当てることが多いのですが、このシーンはそれとは少し異なります。「貴族であった」という自分の過去が人に比べて恵まれているということ。それを本当の意味で自覚したアルテは、今までの困難を否定されたような感覚に陥ります。そこからアルテはどう立ち直っていくのか。今の自分に自信がない、もっと自分を好きになりたい。そんな人におすすめのマンガです。