アルテ 17巻【特典イラスト付き】
最愛の師・レオに会うためにフィレンツェを目指すアルテ。しかしその道中、海賊に襲撃され、目の前で仲間が命を落としてしまう。仲間の死に責任を感じ一人で旅を続けようとするアルテだったが、グイドに“仕事”への覚悟をぶつけられ、再び旅への決意を固める。 互いの過去や大切な人への思いを打ち明け、絆を深めながら旅を続けるアルテとグイド。そして、一向が訪れた町には、驚きの再会が待っていた——。
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メディア化情報
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アニメ化
「アルテ」
2020年4月~ TOKYO MXほか
声の出演:小松未可子、小西克幸、榎木淳弥
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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16世紀初頭のフィレンツェ。この時代、女性が画家になることは前例としてあまりなく、主人公のアルテは画家工房に弟子入りを志願するも、断られ続けてしまいます。このマンガは、そんなアルテが女性画家としてどのように生きていくのかを描いた作品です。そのテーマだけでも十分面白い作品なのですが、この作品、焦点はそれだけではありません。
様々な面白さがあるのですが、その中でも私はアルテが貴族生まれであることに悩むシーン(7巻)が好きです。この作品は、女性であることを理由に仕事を任せてもらえなかったり、あるいは勉強させてもらえなかったりといった逆境をアルテがどう乗り越えていくのかに焦点を当てることが多いのですが、このシーンはそれとは少し異なります。「貴族であった」という自分の過去が人に比べて恵まれているということ。それを本当の意味で自覚したアルテは、今までの困難を否定されたような感覚に陥ります。そこからアルテはどう立ち直っていくのか。今の自分に自信がない、もっと自分を好きになりたい。そんな人におすすめのマンガです。