【書店員の「ブルーロックのここが面白い!!」激熱レビュー】
サッカー、詳しいですか?
私は正直そんなに詳しくありません。ワールドカップの日本戦だけを観るような、いわゆる“にわかファン”です。
でも、断言します。そんな人にこそ、この『ブルーロック』は刺さります!
これまで数多くの名作サッカーマンガがありましたが、本作はそれらとは一線を画します。
従来の作品が「友情」や「チームワーク」を重んじ、チーム全体でどう勝利に挑むかを描いてきたのに対し、『ブルーロック』が掲げるのは
「世界一のストライカーになるには、世界一のエゴイストでなければならない」
というあまりにも強烈な思想です。
パスもチームプレーも、すべては「自分がゴールを決めるための手段」。
従来のスポーツマンガとは価値観が真逆なのです。
さらに「地区大会」や「全国大会」といったお馴染みのステップではなく、課されるのは「敗北=サッカー生命の終了」という極限のサバイバル。
仲間を蹴落として生き残るその構造は、まさに“サッカー×デスゲーム”!
主人公の潔世一(いさぎ よいち)も、従来のスポーツマンガに多く見られた「身を挺して仲間を引っ張る熱血ヒーロー」ではありません。
相手を徹底的に分析して利用し、味方の武器すらも自分のゴールのために使い倒す。彼の成長のベクトルは「仲間を信じる」ではなく、「自分の武器を発見し、相手を喰う」ことにあるのです。
そして何より面白いのが、サッカー表現の斬新さ!
これまでの作品に多かった「すごいドリブル」や「超絶シュート」といった感覚的な描写にとどまらず、本作では「空間認識能力」や「視野の広さ」「主体性のあるプレー」といった要素を、驚くほど理論的・言語的に説明してくれます。
読者は試合を見ながら「なぜそのプレーが必要なのか」を主人公と一緒に分析できるため、スポーツマンガでありながら、極上の「頭脳戦マンガ」を読んでいるような快感があるのです。
データ分析やポジショニング、スペースの奪い合いといった、現代サッカーのリアルがここに詰まっています!!
登場するキャラクターたちも、一人残らず個性の塊。彼らは単なる「仲良しチームメイト」ではなく、互いを喰らい尽くすためのライバルとしてぶつかり合います。
全員が「自分が主役だ」という強烈な信念を持っているからこそ、どのキャラクターも魅力的!!推したくなるキャラクターが見つかるハズです!!
「ただのサッカーマンガ」だと思ったら大間違い。
読めばあなたの“エゴ”も目覚めるかもしれない、今一番熱い最先端の戦いをぜひ目撃してください!