横浜線ドッペルゲンガー 2
『横浜線彫刻家連続殺人事件』 剣崎マコトは、冤罪を訴えるも死刑執行されてしまう。しかし、同時に事件発生前へとタイムスリップ!? 事件の真実の究明と真犯人への復讐を決意する!! 『未来』から来た剣崎が選んだ相棒は『現在』の自分。2人の剣崎マコトは、協力して自分タッグを結成!! 未だ起きていない事件を捜査することに。少しずつ明らかになる事件の手掛かりと真相…敵は『未来』で完全犯罪を成立させた真犯人!! 自分同士の余りに過酷な捜査線。交差する『自分』と『自分』 ドッペルゲンガーサスペンス第2巻・捜査開始!!
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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第1巻冒頭から主人公の死刑執行のシーン。彼は「横浜線彫刻家連続殺人事件」容疑者として冤罪を訴えるも、死刑は執行されてしまう。そこから主人公が事件の前までタイムスリップして「未来」を変える。
そんな「よくあるクライム・サスペンス」に思える本作だが、他の作品と大きく異なる点は、主人公が過去の自分と共存すること。つまり未来からタイムスリップしてきた主人公が自らドッペルゲンガーとなって未来を変える。これはあらすじだけで既に面白い。
実際の都市伝説として、「自分のドッペルゲンガーを見ると死ぬ」という有名な通説もあり、そんな通説を応用したクライマックスとなるのか、見事真犯人を見つけ未来を変えるのか、そうなるとドッペルゲンガーとしての自分はどうなってしまうのか、今後の展開に要注目。