母がおかしなことを言い出したのは僕が９歳、妹が５歳の春だった。「和貴、あなたのお椀にあるご飯を少しママに頂戴。和貴が口をつけたご飯が欲しいの」僕は驚きながらも母にご飯を差し出した。そして、妹も同じ様に母にご飯をあげたのだった。「美味しい。子供が口をつけたものって自分と同じ味がするのね」そう言って母は微笑んだ。それからしばらくして、母の子宮ガンが見つかった。すでに、肝臓と大腸にも転移しており子宮だけ切り取っても手遅れの状態だった…。
※契約月に解約された場合は適用されません。
- 巻で購入 巻配信はありません
- 話で購入 全3ファイル完結
最大で10話までまとめて購入できます
現在表示中の話数を最大10話までまとめ買いできます。
※未発売の作品は購入できません
- 巻で購入 巻配信はありません
- 話で購入 全3ファイル完結
作品・作者をお気に入り登録する
作品・作者をお気に入り登録する
-
命の晩夏
-
井出智香恵
この作品を共有しよう
この作品を共有しよう
「井出智香恵」のこれもおすすめ
「井出智香恵」のこれもおすすめ
ＴＬ･レディコミの無料作品
ＴＬ･レディコミの無料作品
この漫画を見た人はこれも見ています
この漫画を見た人はこれも見ています
最近チェックした漫画
最近チェックした漫画
おすすめジャンル一覧
おすすめジャンル一覧
