さんずい尺の漫画

さんずい尺

話 55 pt

建設現場で働く篁千世（たかむらちよ）は、自分が疲れきって渇いていると気づいていた。上司はうるさいし、部下男子も自分勝手で、もう男に夢を見る齢でもない。一人が気楽で、何かを変えたくはなかった。だったのに―「僕に、君を全力で愛させてくれるかい？」ただのランチ友達のおじさん、と思っていた瀬尾一愛（せおいちか）から告白された。瀬尾は優しくて、熱くて、本当は雄で―。熱烈なのに包み込むような愛情を注がれて、どうしたらいいかわからない。大人同士なのに、好きってどうすればいいんだっけ？体で熱は感じ合うけど、初恋みたいに苦しくて楽しくて。30女子と40男子の世界が、今さら新しく『恋をすること』で回り出す。

さんずい尺

話 55 pt

「この婚儀は、化け物同士の結婚ぞ―」 『契約結婚』に秘められたのは、策略？それとも― 災禍に遭い、瀕死の重傷を負ったフク。生き神の高天(タカハル)に助けられ、一命を取り留めたものの、これまでの記憶を一切失っていた。 そんなフクを護るため、高天は自身との『契約結婚』を提案する。多く迫られる縁談に辟易していたところだったという。お互いの利の為に結婚した二人だったが、やさしく包み込むような愛情を注ぐ高天に、日に日に想いが募るフク。愛を深めていく二人だったが、高天は以前からフクを知っていたようで―？ 一方、呪い事を囁き、蠢きだす闇があった。二人の結婚は許されざるものなのか？底知れぬ純愛の幕が今、ここに上がる―