ひとりでしにたい(4)
第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品!
悠々自適の老後を過ごしていたはずの伯母がまさかの孤独死。山口鳴海(やまぐちなるみ)、35歳独身、美術館学芸員の人生は婚活から終活へと急旋回。よりよく死ぬにはよりよく生きる。最終&絶対王者を目指し、相棒のおキャット様・魯山人とともに黄泉(よみ)へと激走する物語が始まった。
職場では官庁から出向中の若きエリート、NASDAQこと那須田(ナスダ)くん独身が、迷走する鳴海になぜか興味を示す。年下の男に興味を持ってもらおうと鳴海を煽るナスダ。その結果はラブには向かわず、「墓へのツアー」をともにする終活仲間という予想外の方向へと、二人を強制連行していくことになる。
この第4巻で二人が急行するのは、鳴海の実家である山口家。置物となった父を捨てるべく、熱いHIPHOP魂を燃やす母が熟年離婚への崖を落下中だったのだ。終活の前に解決すべきは両親の絆の問題か、それとも経済問題か。
父親は「投資」に関心を示して情弱カモへの道を歩みはじめ、問題は混迷を深める。困った時のナスダが論破王も仰天の親切講義で両親の蒙を少しずつ啓いてくれるが、今度は鳴海自身の問題が置き去りに――!
現実を忘れさせない、向き合わざるを得ない、この漫画がヤバい第1位。みんなで生きればこわくない!
月刊モーニング・ツー(講談社)で始まった連載は、コミックDAYS(講談社)に媒体を移し、隔週日曜日に更新中。
講談社FRIDAYデジタル&FRaU&mi-mollet、読売新聞、朝日新聞telling.、扶桑社SPA!オンライン、産経新聞、楽天証券トウシル、LIFULL介護tayorini、神戸新聞、ねとらぼ、日刊工業新聞、クリーク&リバー社CREATIVE VILLAGEなどで、作者インタビューほか関連記事が配信されました。(2021年11月現在)
悠々自適の老後を過ごしていたはずの伯母がまさかの孤独死。山口鳴海(やまぐちなるみ)、35歳独身、美術館学芸員の人生は婚活から終活へと急旋回。よりよく死ぬにはよりよく生きる。最終&絶対王者を目指し、相棒のおキャット様・魯山人とともに黄泉(よみ)へと激走する物語が始まった。
職場では官庁から出向中の若きエリート、NASDAQこと那須田(ナスダ)くん独身が、迷走する鳴海になぜか興味を示す。年下の男に興味を持ってもらおうと鳴海を煽るナスダ。その結果はラブには向かわず、「墓へのツアー」をともにする終活仲間という予想外の方向へと、二人を強制連行していくことになる。
この第4巻で二人が急行するのは、鳴海の実家である山口家。置物となった父を捨てるべく、熱いHIPHOP魂を燃やす母が熟年離婚への崖を落下中だったのだ。終活の前に解決すべきは両親の絆の問題か、それとも経済問題か。
父親は「投資」に関心を示して情弱カモへの道を歩みはじめ、問題は混迷を深める。困った時のナスダが論破王も仰天の親切講義で両親の蒙を少しずつ啓いてくれるが、今度は鳴海自身の問題が置き去りに――!
現実を忘れさせない、向き合わざるを得ない、この漫画がヤバい第1位。みんなで生きればこわくない!
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講談社FRIDAYデジタル&FRaU&mi-mollet、読売新聞、朝日新聞telling.、扶桑社SPA!オンライン、産経新聞、楽天証券トウシル、LIFULL介護tayorini、神戸新聞、ねとらぼ、日刊工業新聞、クリーク&リバー社CREATIVE VILLAGEなどで、作者インタビューほか関連記事が配信されました。(2021年11月現在)
- 巻で購入 8巻配信中
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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「孤独死への不安」という重々しいテーマを実にコミカルに描いている作品です。主人公の山口鳴海は、叔母の孤独死をきっかけに「一人できれいに死ぬ」ことを目標に終活を考えていきます。しかし、目の前に立ちはだかるのは結婚・介護・老後資金というかなりハードな課題ばかり。職場のエリート後輩の那須田にも「何も考えてこなかったからですね」と自身の無知を思い知らされる始末…。鳴海は易々と結婚に踏み切ることもできない(そもそも相手がいない)ため、きれいな孤独死に向けての学習を始めるのだった。
めちゃくちゃ重めの鬱マンガ…?と見せかけて実は、登場人物みなキャラが濃く、ネタ要素も多いです。それでいて、たしかに人間だれしも、家族がいてもいなくても死ぬのだから準備しなければいけないよなぁ。といつの間にか主人公を自分事のように追っていってしまう。結婚しない、子供をもたないという選択が当たり前の世の中であるからこそ生まれたテーマですし、令和の時代にぜひおすすめしたいマンガです!