遺書、公開。 7巻

【闇が芽生え伝播する。】
姫山の自殺時に「2年D組の誰かといた」という噂が駆け巡る。噂の発端を確かめようとした廿日市達はある人物に辿り着く。噂を流した意図、そこから暴かれる闇とは…? そして、2年D組の担任・甲斐原の遺書が公開される。大人もまた大きな闇を抱えているのか…?
(C)2021 Toutarou Minami

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

続きが気になりすぎて、久しぶりにイッキ読みしてしまいました。

灰嶺中学2年D組には、誰かが作った「序列」が存在します。ある日、その序列の1位である人気者、 姫山椿が突然自殺してしまいます。その葬儀の帰り、教室に戻ったクラスメイト達の机にはなんと、死んだはずの姫山椿からの「遺書」が置かれていて...!?

遺書が本物なのか、そして、なぜ姫山さんは自殺してしまったのかを明らかにするために、2年D組のメンバーは互いの遺書を公開し合うことにします。
一見するとクラスメイトへの感謝の言葉がつづられている手紙のようにも見える遺書なのですが、内容を公開し、クラスメイトで意見を交換するにつれて、遺書の裏に隠されたメッセージが見えてきます。
自分の都合の良いように遺書を解釈してしまったり、保身のために他人を責めてしまったり、欲で周囲の人を振り回してしまったりと、クラスメイトの本音やドス黒い感情が露わになっていく展開にドキドキとハラハラが止まりません!
遺書が公開される度に姫山さんの自殺の原因に様々な可能性が浮上して、展開が二転三転していくので、あっという間に最後まで読み進めてしまいました

ミステリーや人間関係ドロドロ作品が好きな人にオススメの作品です。

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