プロゴルファー織部金次郎 5
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▼第1話/ゴミプロ▼第2話/捺印▼第3話/四十ヤード▼第4話/二匹のヤドカリ▼第5話/しみる夢▼第6話/トップ▼第7話/フォローの風▼第8話/ナチュラル▼第9話/ハンディ・キャップ▼第10話/反省 ●登場人物/織部金次郎(17年間で1勝もできないプロゴルファー。現在は脇田ゴルフ練習場のレッスンプロ)、桜井桜子(織金を居候させているスナック「バーディ」の娘)、勝田修造(織金からレッスンを受け、さまざまな恩義を感じているヤクザの親分) ●あらすじ/下町の脇田ゴルフ練習場に、トーナメントに出場しているプロゴルファーがレッスンプロとしてやってきた。といっても、その男、織部金次郎は17年間で1勝もできないまま。だが思いやりにあふれ、練習場で腰を痛めた勝田の背中に、他人に見られなくない入れ墨があることを知るや、自分で背負って自宅まで送っていくほどだった(第1話)。▼住むところがない織金は、近くのスナック「バーディ」のマスター、桜井周一の好意で、彼の妹・桜子の部屋に一時間借り状態。だが桜子はそれが気に入らず、早く部屋を見つけろと織金をせかす。しかもゴルファーの妻であることに疲れた織金の妻、時枝が「バーディー」やってきたときのいさかいから、桜子は時枝の差し出した離婚届に捺印してしまう。それを聞いた織金は大丈夫と答えたものの、その後泥酔するのだった(第2話)。 ●本巻の特徴/織金が持ち前の優しさから、さまざまな人と出会う姿が描かれる。だがその優しさと、「あと40ヤード」足りない飛距離が、それなりの力を持ちながら、実力を生かしきれない彼のプロゴルファーとしての欠点であることも明らかになる。 ●その他の登場キャラクター/別居中の織金の妻・時枝(第2話)、かつてのトーナメント仲間で現在は大手のセンチュリーゴルフ練習場レッスンプロ・名場巣(第4・5・9話)、大栄グループ会長・大井栄(第6・7・8話) ●その他DATA/1ページ目に、原作者・武田鉄矢は1983年6月にゴルフデビューしたことが記されている。裏表紙にはオリジナルの「オリキン・カントリー・クラブ」1番コース・パー4「丹頂鶴ののどを過ぎて」を紹介。 -
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▼第1話/弟子▼第2話/青年▼第3話/キャンセル▼第4話/父親▼第5話/ホールインワン▼第6話/トロフィー▼第7話/共同ドリーム▼第8話/19番ホール▼第9話/賭けゴルフ▼第10話/陽の当たる道▼第11話/パァー… ●登場人物/織部金次郎(17年間で1勝もできないプロゴルファー。現在は脇田ゴルフ練習場のレッスンプロ)、桜井桜子(織金を居候させているスナック「バーディ」の娘)、勝田修造(織金からレッスンを受け、さまざまな恩義を感じているヤクザの親分) ●あらすじ/河川敷ゴルフの練習生、波渡一人が織金の弟子になりたいと直訴してきた。あまりの熱心さに、織金はまず距離感を養えと指導。次には、なんとミスショットの練習をしろと言う(第1話)。▼ミスショットの練習で、いつの間にかアイアンが飛びすぎる波渡。なにも教えてくれないとヤケになる波渡に、織金はまだ教えるほどの腕ではない。なぜミスをしたのかわかるまでコースにいろと怒る(第2話)。▼ボーイフレンドである勝田の孫・将司から手痛い仕打ちを受けた桜子は、その悔しさから織金にレッスンを受け、ゴルフを始めた(第3話)。▼桜子は織金に連れられ、勝田らとともに初めてコースに出た。そこで、みんなの世話を焼きながらも、ある瞬間にはプロとしての凄みを見せる織金に驚く。そして織金の指示に従った勝田は、なんとホールインワンを達成する(第5話)。 ●本巻の特徴/最初は織金を嫌っていた桜子が、ゴルフの楽しさを知ると同時に、織金の優しさも理解し始める。本巻のラスト2話で、脇田ゴルフの常連を中心に織金をトーナメントに出場させよう募金を始める。また第5話と第9話で、織金の武器がバンカーショットであることを暗示させる。 ●その他の登場キャラクター/織金の娘・風見子と冬木子(第4・10話)、織金の師匠・中島常幸プロ(第9話) ●その他DATA/1ページ目に、ゴルフを始めて1年目の武田鉄矢がバンカーショットは苦手で、ショットするたびに悲鳴をあげていたことが記されている。裏表紙にはオリジナルの「オリキン・カントリー・クラブ」2番コース・パー3「胡蝶の夢をさまさず」を紹介。 -
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●登場人物/織部金次郎(17年間で1勝もできないプロゴルファー。現在は脇田ゴルフ練習場のレッスンプロ)、桜井桜子(織金を居候させているスナック「バーディ」の娘)、勝田修造(織金からレッスンを受け、さまざまな恩義を感じているヤクザの親分) ●あらすじ/ついに織金がトーナメント予選に出場した。だが他の出場者と飛距離が50ヤード違うことを実感させられ、しかも16番ホールでOBを出してあえなく落選。そんななか9番ホールでの打球だけは、自分でも驚くほどの球筋だった。あの球が打てれば……。そんな思いで織金は練習する(第1話)。▼みんなの期待を集め、2回目のトーナメント挑戦。ホテルで出会った売れない演歌歌手から「両手を伸ばしている人間にしか、まぐれは来ない」と言われ、織金はまぐれを信じてコースに立つ(第2話)。▼だが同じ組になった、不正をしてでも勝ち進もうとする通称「小判鮫の四郎」こと鮫島プロに調子を崩され、あえなく予選落ちしてしまう(第3話)。▼トーナメントで優勝を争える位置にいる世界的プロゴルファー、リー・トリノのキャディーが盲腸で入院。名場巣の務める練習場に代わりのキャディーを探しにきた。名場巣は「世界的プレーヤーとコースを回れば、トーナメントにプラスになる」と、織金に挑戦させ、見事合格。名場巣に「トーナメントの夢はおまえにバトンタッチした」といわれ、織金は新たな決意でキャディーとしてトーナメント会場に向かう(第6話)。 ●本巻の特徴/ついに織金がトーナメントに挑戦し始める。だが予選落ちの繰り返し。そんな織金を温かく見守る周囲の人々が描かれる。また、離婚した織金の妻・時枝の病気をきっかけに、桜子が織金に惚れていることが明らかに。世界的ゴルファー、リー・トリノのキャディーを務めることで、織金が一段階ステップアップする姿も描かれる。 ●その他DATA/1ページ目で、ゴルフを始めて4年目の武田鉄矢を紹介。裏表紙にはオリジナルの「オリキン・カントリー・クラブ」3番コース・パー5「ハニーハンター」を紹介。 -
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●登場人物/織部金次郎(17年間で1勝もできないプロゴルファー。現在は脇田ゴルフ練習場のレッスンプロ)、桜井桜子(織金を居候させているスナック「バーディ」の娘)、勝田修造(織金からレッスンを受け、さまざまな恩義を感じているヤクザの親分) ●あらすじ/トーナメント出場の機会を得られない織金を見かねた勝田は、スナックで知り合ったプロゴルフ協会名誉会長の東郷に直訴。だが織金以外にも出場機会のない数多くのプロたちを見て、自分の甘さを悟る(第1話)。▼東郷の言葉「病気の選手が出たら織金を出場させる」に希望を抱き、勝田たちは東郷とともに「バーディー」にきたプロゴルファーを病気にしようと画策。だが織金に止められる。欠場者がでるかもしれないからトーナメント会場で待機しろという東郷に従った織金は、東郷の孫の欠場で出場が決定する(第2話)。▼予選1日目は調子の良かった織金だが、野宿がたたって決勝進出に1打足らず落選(第3話)。▼脇田ゴルフがネット修理で2週間休業。体の空いた織金はマンデーに出場し、予選進出を決める。マンデーで同じ組になったハイリが泊まる場所のない織金に、無料のホテルを紹介するといって連れてきたのは、なんと教会だった(第4話)。▼織金は教会に寝泊まりしながら予選に出場。かつてない調子の良さで、ついに10年ぶりの決勝進出を果たす(第5・6話) ●本巻の特徴/マンデートーナメントから予選に進み、予選突破。ついに10年ぶりの決勝トーナメントに進出するも、4日目が雨で42位のまま終わる。第11話では、桜子の恋のライバルとなる美浜いすずが登場。 ●その他の登場キャラクター/全日本プロゴルフ協会名誉会長・東郷平九郎(第1・2・3話)、大栄グループ会長・大井栄(第8・9・10話)、織金を一流プロゴルファーにしようとするエステサロン経営者・美浜いすず(第11話) ●その他DATA/1ページ目で、映画撮影開始3か月前に中島常幸プロの練正館でレッスンを受ける姿が紹介されている。裏表紙にはオリジナルの「オリキン・カントリー・クラブ」4番コース・パー4「右足立ちのフラミンゴ:俗名・じじ殺し」を紹介。 -
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▼第1話/マイ・フェア▼第2話/ターフの跡▼第3話/クモの糸▼第4話/桜サクラ▼第5話/情けは人の…▼第6話/悪運の人▼第7話/カミカゼ・ツアー▼第8話/小鳥たち▼第9話/心を石に▼第10話/溶けてゆく心▼第11話/生きてる男 ●登場人物/織部金次郎(17年間で1勝もできないプロゴルファー。現在は脇田ゴルフ練習場のレッスンプロ)、桜井桜子(織金を居候させているスナック「バーディ」の娘)、勝田修造(織金からレッスンを受け、さまざまな恩義を感じているヤクザの親分) ●あらすじ/美浜いすずの力で、関東地区の予選会を行なうコースで練習する機会を得た織金。いすずは織金を「一流のプロゴルファーにする」と宣言する(第1話)。▼予選会に向けての最後の調整として、いすずは中島常幸プロと同じコースで回ることを画策。織金は自分の飛距離が伸びていることを知り、しかも中島プロと同スコアであったことに満足する(第2話)。▼全日本予選会直前、不安感でいっぱいの織金を励ます桜子(第3話)。▼みんなの期待を一身に受けて出場した予選会。その結果は「サクラサク」であった(第4話)。 ●本巻の特徴/トーナメント出場を目指して練習するうち、織金の弱点である飛距離が改善されていることが示される。また、キレイで長くのばしていたツメを切ることや、資金捻出のためショークラブで踊るバイトを決めたことで、桜子の織金を思う気持ちが強くなっていることも。ラストでは、勝田がトーナメント会場で重傷を負い、それを自分のせいだと感じた織金が、みんなの前から姿を消してしまう。 ●その他の登場キャラクター/織金を一流プロゴルファーにしようとするエステサロン経営者・美浜いすず(第1・2・4話)、大栄グループ会長・大井栄(第4・9・10話) ●その他DATA/1ページ目で、映画撮影中の姿が紹介されている。裏表紙にはオリジナルの「オリキン・カントリー・クラブ」5番コース・パー4「竜王の城:城攻め」を紹介。 -
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●登場人物/織部金次郎(17年間で1勝もできないプロゴルファー。現在は脇田ゴルフ練習場のレッスンプロ)、桜井桜子(織金を居候させているスナック「バーディ」の娘)、勝田修造(織金からレッスンを受け、さまざまな恩義を感じているヤクザの親分) ●あらすじ/みんなの前から姿を消した織金。別れた妻の時枝が桜子に会いにきて、織金がお金を借りに来たが貸さなかった。しかし必ずトーナメントに出ているはずだと告げる(第1話)。▼ほとんどお金のないまま、たったひとりでトーナメントを戦う織金。マンデーを通過し、予選通過をかけた最終ホール。パーでOKのはずだったが……(第2話)。▼無情にも第1打は池へ。打ち直しの第3打をバンカーに入れ、得意のバンカーショットでチップイン。決勝進出を決めるも体調は最悪。チップインの様子が偶然テレビで放送され、それを見た桜子たちは応援のため、北海道へ飛ぶ(第3話)。▼桜子と周一の手助けで体調を回復した織金は絶好調で、首位に1打差(第4話)。▼しかし、ここで織金の悪いクセがでた。勝田が重傷であることを知り(第5話)、ゴルフに集中できないのだ。だが15番ショートホールで突然織金の顔つきが変わり、ゴルフも変わった(第6話)。▼ちょうどそのとき、勝田がこの世を去ったのだ。快進撃を始める織金。15番バーディー、16番イーグル、17番バーディー。最終18番でバーディーが出れば、トップタイ。この快進撃を支えるのは、じつは織金にだけ見えていた、グリーンサイドで応援する勝田の姿だった……(第8話)▼そして難しい18番。バーディーを取るため、織金はわざとバンカーへ。裸足になってバンカーに入り、子どもの頃の自分の姿を思い出しながら、グリーンに見える勝田に向かって打ったショットは、みごとチップイン。タイスコアの選手がボギーを叩き、織金の初優勝が実現する(第8話)。 ●本巻の特徴/みんなの前から消え、ひとりでトーナメントを戦っていた織金が決勝ラウンド進出。応援に駆けつけた桜子と周に見守られ、ついに初優勝を果たす。しかも桜子への愛の告白も……。
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