弐十手物語(94)
吉光尼(きっこうに)と共に、武州へ納骨の旅に出た鶴次郎。大宮でとった宿は、薄気味の悪い「藤や」という旅籠だった。部屋には幽霊の絵が掛けられ、その祟りで家族や客に災難が続いたという。興味を抱いた鶴次郎は、布団の上にその絵を置き、吉光尼と寝ることにするが…。
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身分を隠し、ひっそりと江戸で暮らす鶴次郎と卯女。そこに鞍馬古党と柳生が迫る!しかし、その手先である犬と猿を、鶴次郎が手懐けてしまう。鞍馬古党は鶴次郎を見失い、柳生は手を引くが…。
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