これ描いて死ね 5

漫画と共に生きる物語! 漫画の漫画!!

画力に悩んだり、キャラクター作りに悩んだり…
漫画制作は楽しくも、難しくて苦しくて。
でも、仲間と一緒だからひたむきに進んで行ける。この私たちの“まんが道“を!

新しい季節に、新しい仲間の気配もあって、漫画愛の輪がもっともっと広がる予感!

顧問・手島先生がプロ漫画家として活動していた日々の追憶「ロストワールド」シリーズは第5弾を収録!

夢破れた先生と、夢に向かう生徒たち。漫画と共に生きる物語。
マンガ大賞2023 大賞受賞作品、待望の第5巻も漫画愛過積載でお届けです!
「ゲッサン」連載時のカラーページを単行本でもカラーで収録の豪華仕様単行本!

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

いきなり自分語りになってしまうんですが、私が幼いころに読んでいた漫画はお父さんが買ってきてくれた『某火影を目指す漫画』と『某魔界の王様を目指す漫画』でした。
新刊を買ってきてもらってもその日中に読み終えて、「新刊まだかな~」なんてずっと思っていましたね。
続きが気になるけど続きがないから1巻からまた読んでの繰り返しで、今見るとカバーは無くなっているわ背表紙は擦り切れているわと無残な姿になっていました。

そんな子供でしたから、アニメ・漫画の影響なんてメチャクチャ受けて、傘を持てば卍解し、鬼ごっこのときは忍者走りで逃げ、壁に指銃して突き指なんてしてました。

中高の頃は頑張って貯めたお小遣いやお年玉を持って本屋に行き、自転車のカゴを読みたかった漫画でパンパンにして、近くのベンチで漫画を読んでいたときが何よりも幸せな時間でした(このときによく途中で買っていたメロンパンの何と美味しかったことか…)。
どんなに読んでも面白い漫画が無限にあって、こんな日常がずっと続けばいいなんて思ってましたね。

そして今。
BookLiveという漫画を取り扱う会社に勤め、このレビューを書い ています。

私は本作の主人公である安海 相さんと同じようにあのセリフを、あのストーリーを、あの生き様を読みながら生きてきました。
だからこそ、漫画をひたむきに描くことを選択した彼女をどうしても応援してあげたいんです。
自身とは道は違えど、彼女と同じように漫画が好き好きで堪らない一人として。
彼女を描いた漫画は、彼女が描く漫画は間違いなく面白い漫画です。
是非ともご一読ください。

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