これ描いて死ね 4

マンガ大賞2023 大賞受賞作品第4巻!

人生を変えてくれる漫画と出会った日のこと。
“本の街”を巡る上京物語。
2回目の出展となるコミティアで、ドキドキの漫画持ち込み体験。商業誌の編集者との対峙。しかも、その編集者は手島先生の元担当編集で……緊張の持ち込みの結果は!?
そして、漫画を臨んで生きたあの日々を追憶する「ロストワールド」シリーズは第4弾を収録。

仲間と進む“まんが道“。そのもっともっと先へ行こう!
漫画を愛する全ての人に届けッ! 漫画浪漫成長譚!!

マンガ大賞2023 大賞受賞で、ますますたくさんの漫画好きに手に取ってもらっている話題作。「ゲッサン」連載時のカラーページを単行本でもカラーで収録の豪華仕様単行本です!

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

いきなり自分語りになってしまうんですが、私が幼いころに読んでいた漫画はお父さんが買ってきてくれた『某火影を目指す漫画』と『某魔界の王様を目指す漫画』でした。
新刊を買ってきてもらってもその日中に読み終えて、「新刊まだかな~」なんてずっと思っていましたね。
続きが気になるけど続きがないから1巻からまた読んでの繰り返しで、今見るとカバーは無くなっているわ背表紙は擦り切れているわと無残な姿になっていました。

そんな子供でしたから、アニメ・漫画の影響なんてメチャクチャ受けて、傘を持てば卍解し、鬼ごっこのときは忍者走りで逃げ、壁に指銃して突き指なんてしてました。

中高の頃は頑張って貯めたお小遣いやお年玉を持って本屋に行き、自転車のカゴを読みたかった漫画でパンパンにして、近くのベンチで漫画を読んでいたときが何よりも幸せな時間でした(このときによく途中で買っていたメロンパンの何と美味しかったことか…)。
どんなに読んでも面白い漫画が無限にあって、こんな日常がずっと続けばいいなんて思ってましたね。

そして今。
BookLiveという漫画を取り扱う会社に勤め、このレビューを書い ています。

私は本作の主人公である安海 相さんと同じようにあのセリフを、あのストーリーを、あの生き様を読みながら生きてきました。
だからこそ、漫画をひたむきに描くことを選択した彼女をどうしても応援してあげたいんです。
自身とは道は違えど、彼女と同じように漫画が好き好きで堪らない一人として。
彼女を描いた漫画は、彼女が描く漫画は間違いなく面白い漫画です。
是非ともご一読ください。

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