ぼくらの一線【電子限定描き下ろし付き】
【自慢の恋人は……小学生。】酔った勢いで小6のアゲハをナンパしてしまった咲良(さくら)。後悔するも時既に遅し。魅力たっぷりの12歳にドキドキしちゃってどうしよう!?クールな見た目に実直な性格のイケショタ×ちょっぴり天然で気弱なサラリーマン。――「まだ子供だけど、ぜったい幸せにするから。」 酔うとキス魔になってしまう芝 咲良(しば さくら)、22歳。泥酔した勢いで手を出してしまった相手は、なんと小学6年生のアゲハ。キスをした責任として咲良は、アゲハと付き合い始める。清い交際とはいえ、未成年と関係を持つ後ろめたさに苛まれる毎日。だけど一所懸命に尽くしてくれるアゲハを手放すなんてもうできなくて…。 好きになってはいけない相手だったのに、加速する恋心は止められない。 鴈方ひのの、待望のデビュー作。切なくてほろ苦い年の差ラブストーリーを上下巻でお届け。
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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飲み会からの帰り道、酔っ払ってころんだところを美人でしっかり者の小学6年生・アゲハに助けてもらった22歳サラリーマンの咲良。泥酔していた勢いでアゲハにキスを迫り、その責任を取って恋人同士として付き合うことになってしまいました。酔いから覚めて正気に戻った咲良は「こんな関係終わらせないと」と悩みますが、アゲハがあまりに魅力的でなかなか別れを告げられず……。
正直最初は思いましたよ、小学生✕大人のBLはさすがにアウトだろう、と。でも、そう切り捨てるにはアゲハがイケショタすぎるんです! なので、仮病を使ってアゲハを避けようとする咲良の家にお見舞いに訪れ、「悩ませてごめん…オレはまだコドモだけど でも ぜったいしあわせにするから」とアゲハが思いの丈をぶつける冒頭シーンで即堕ちでしたね。だって、イケメン✕かわいいって最強なんですよ!? 咲良の親友から「(咲良を)甘えさせてやるってのはどーだ?」と吹っかけられたときに、上目遣いで見上げながら「甘えて?」と言うシーンの可愛さは、腐女子の村が2〜3つ焼け落ちるくらいの破壊力。
そんなイケショタが小学生から中学生へ、そして高校生、大学生と育っていく 過程を上下巻で見守れる幸せ……。『さよならアルファ』(ビーボーイ編集部)を読んだときにも思ったのですが、ショタの身長が年上と並ぶか追い越すかする瞬間ってたまらなく萌えますよね。
これでもかと言わんばかりにイケショタの魅力が詰まった本作ですが、ただ甘いだけではありません。まさにタイトルにあるように、超えてはいけない「一線」はどこなのかともどかしい探り合いをしたり、アゲハの同級生から2人の関係を糾弾されたり。年の差に誠実に向き合い、壁を乗り越えていくアゲハと咲良の姿に胸が熱くなります!
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