ぼくらの一線 下【電子限定描き下ろし付き】

【はやく大人になりたい、中学生。】美人で礼儀正しく男前に成長した、13歳のアゲハ。大好きな恋人・咲良(さくら)はいつも年齢差を気にしているけど、ハイスペックな中一男子が優しく時には強引に包み込む…。距離を詰めようともがく健気なイケショタ×愛と背徳の間で揺れるサラリーマン。――「いつだって僕らの“差”が縮まることはない。」 自分がまだまだ子供だということに日々悩んでいるアゲハ。恋人の咲良は23歳で、立派な社会人。デートは割り勘、プレゼントもろくに出来やしない。もっと大人扱いされたいし、そういった行為だってしたいのに、求めれば相手を困らせてしまうだけ。「未成年」という壁を感じる度に、どうしようもない焦燥感に突き動かされる。 成人するまで後7年。我慢なんて、不可能だった。 中学一年生と成人男性が紡ぐ禁断のラブストーリー。下巻では高校生になったアゲハが登場!?

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

飲み会からの帰り道、酔っ払ってころんだところを美人でしっかり者の小学6年生・アゲハに助けてもらった22歳サラリーマンの咲良。泥酔していた勢いでアゲハにキスを迫り、その責任を取って恋人同士として付き合うことになってしまいました。酔いから覚めて正気に戻った咲良は「こんな関係終わらせないと」と悩みますが、アゲハがあまりに魅力的でなかなか別れを告げられず……。

正直最初は思いましたよ、小学生✕大人のBLはさすがにアウトだろう、と。でも、そう切り捨てるにはアゲハがイケショタすぎるんです! なので、仮病を使ってアゲハを避けようとする咲良の家にお見舞いに訪れ、「悩ませてごめん…オレはまだコドモだけど でも ぜったいしあわせにするから」とアゲハが思いの丈をぶつける冒頭シーンで即堕ちでしたね。だって、イケメン✕かわいいって最強なんですよ!? 咲良の親友から「(咲良を)甘えさせてやるってのはどーだ?」と吹っかけられたときに、上目遣いで見上げながら「甘えて?」と言うシーンの可愛さは、腐女子の村が2〜3つ焼け落ちるくらいの破壊力。
そんなイケショタが小学生から中学生へ、そして高校生、大学生と育っていく 過程を上下巻で見守れる幸せ……。『さよならアルファ』(ビーボーイ編集部)を読んだときにも思ったのですが、ショタの身長が年上と並ぶか追い越すかする瞬間ってたまらなく萌えますよね。

これでもかと言わんばかりにイケショタの魅力が詰まった本作ですが、ただ甘いだけではありません。まさにタイトルにあるように、超えてはいけない「一線」はどこなのかともどかしい探り合いをしたり、アゲハの同級生から2人の関係を糾弾されたり。年の差に誠実に向き合い、壁を乗り越えていくアゲハと咲良の姿に胸が熱くなります!

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