GIANT KILLING(21)
試合中のシステムの変更!!それは流れも勢いも変えるリスキーな選択。監督だけが振り下ろせる、諸刃の剣。モンテビア山形の監督・佐倉(さくら)が起用した“小森(こもり)システム”。達海(たつみ)はそれを事前に予測し対応していたが、あるアクシデントによって状況が一変、防戦一方になってしまうETU!!キョロキョロと落ち着き無い達海だが……窮地を打開する策はフィールドに転がってるみたい!?
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。