いっぷく食堂の招き童 分冊版6
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「ヨボヨボ商店街」と噂の小さな街の小さな商店街。店主たちの高齢化も進み、後継者もなく、かつての活気もなくなってしまったこの七福商店街に突然現れた男の子・石橋剣斗。いっぷく食堂を営む石橋権三郎のひとり娘・佳苗が駆け落ちし、その後シングルマザーとして剣斗を育てたが亡くなってしまい、残された子だった。母親におじいちゃんと商店街の話を聞き料理を教わって育った剣斗は、憧れの商店街に来られてニコニコ。そんな笑顔であっというまに商店街のじじばば達のアイドルに。権三郎から家の手伝いを頼まれた剣斗は、商店街でつけもの屋を一人で営むはつさんに差し入れを届ける。そこではつさんがやってきた娘ともめている現場に遭遇してしまった。その後はつさんは娘に説得され店を閉め施設に入るが、自分のやれることや居場所を突然失くし絶望、施設を抜け出す…同時期に剣斗も、担任の教師・中野律子に手伝いは虐待だと権三郎が言われ、お手伝いが禁止になってしまった。居場所がほしい、やれることが欲しい…商店街に生きる、そんな人々の思いも描くシリーズ連載の第1話！ -
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母の死をきっかけに、憧れの七福商店街で暮らすようになった小学生の男の子・剣斗。剣斗のニコニコ笑顔と商店街愛で、店主のじじばばたちが活気づき、かつての「ヨボヨボ商店街」の名前は返上に。剣斗の祖父の権三郎も娘に駆け落ちされて以来、やさぐれて閉めていた食堂を再開しすっかり元気に。そんなある日、剣斗が遊びに行く途中の公園で出会った若い女性・麗子はベンチに座り込んでいた。具合が悪いのではないかと声をかけ、ちょっと疲れたという麗子に剣斗が自分で作ったパンの耳のおやつを分けてあげる。麗子は商店街で美容室を営む母の病気で一時帰郷していて、母のことは心配だが東京で自分のやってきたキャリア、この先やりたいこととの間で悩んでいた。剣斗がいっぷく食堂・権三郎の孫と知った麗子は、かつて子供の時にいっぷく食堂で食べたお子様ランチをオーダーする。権三郎と剣斗が応援する中で、麗子が出した結論は… -
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七福商店街にあるいっぷく食堂の孫・剣斗はおじいちゃんの料理が大好き！今日も食堂でチキン南蛮を食べていたら、常連たちが同じものを注文したりとまるで店の招き猫のように。剣斗も亡き母に習って料理の出来る子どもで、学校のお弁当の日休止のお知らせが担任の中野先生からされると「自分で作ってもいいのではないか」とクラスメイトたちに提案。一方商店街では、料理上手な妻に先立たれてしょんぼりしている靴屋の村田さんに、剣斗は村田さんが自分で出来る料理を勧める。そして料理が苦手な剣斗の担任・中野先生発案で、いっぷく食堂の簡単料理教室が開催されることになった。そこには靴屋の村田さんの顔もあって… (簡単ラップおにぎりと簡単煮びたしのレシピも掲載！) -
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いっぷく食堂のご飯はとにかく美味しい！今日も剣斗やお客さんがニコニコ美味しそう。料理が苦手な剣斗の担任の中野先生もすっかり食堂の常連に。そこで七福商店街のばばたちに独身の中野先生は「胃袋がっつりつかみたい相手はいないのか？」と聞かれ、まったくいないと答えると、ちょうど帰省している豆腐屋の息子・畠山満と引き合わせられることになってしまった…。中野先生はみんなに愛される満に興味があったのと親切を断れないこともあり、ばばたちのおせっかいに乗ることにした。最初は話が合いそうだった二人だが、考え方の違いでケンカしてしまい…そんな時に助けたのはやはり、世話焼きおばちゃんといっぷく食堂だった。 （お助けお弁当アイデア・野菜たっぷりトマトカレーのレシピも掲載！） -
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剣斗はすっかり七福商店街にも学校にもなじみ、お友達と商店街にある駄菓子屋の満月にお小遣いを持って遊びに行くことに。そこに店主の重ばあちゃんの親戚の娘・米倉香と息子の拓弥が「ここに置いて欲しい！」とやってきた。香は夫のモラハラにより離婚して実家に戻ろうとしたが、実家は兄一家が同居することになり戻れない…そこで重ばあちゃんを頼ることになった。重ばあちゃんは若い時に駆け落ちして親戚づきあいを切られた苦労人。経済的な心配をする香に、先輩ならではのアドバイスをする。そのひとつの節約レシピは、香も目からウロコの美味しい料理だった。重ばあちゃんの笑顔に癒され、日に日に笑顔が増えていった二人だったが… （重ばあちゃんの、ちくわやおからがメインの節約レシピを掲載！） -
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七福商店街にある畠山豆腐店の息子、満はこの商店街で起業することになった。ホームページや広告動画を作るのがメイン。そんな満の店舗開店のささやかなパーティーに飛び込んできた事件…「おやつ屋」の寅蔵がおまわりさんを殴って交番に連れていかれたとの報が。交番から戻れた寅蔵は、もともと亡くなった妻とおやつ屋を切り盛りしていたが、強面で接客に向かない自分では新しい客は来ないのではないかと、店を畳む事まで考えていた。それを聞いた「おやつ屋ファン」の満は、自分に出来る技術とアイデアで寅蔵の危機を救うことに。お見合いの後メシ友となった中野先生の協力も仰ぐが、二人の仲はこの後どうなっていくのか…？ （商店街メニュー・豆腐のてりマヨ＆揚げないミニコロッケのレシピを掲載！） -
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起業した豆腐屋の息子・満が商店街のために作った宣伝動画の「七福商店街チャンネル」も好調で、商店街のアイドル・剣斗も案内役としてチャンネルに登場して大活躍！ある日剣斗の祖父・権三郎が切り盛りするいっぷく食堂に、若き修行時代の仲間の正ちゃんがやってきた。店を畳んで高齢者施設に入るというので挨拶に来たのだ。権三郎が若い時に初めて作ったまかない飯を食べたいとのリクエストに、「貧乏飯」ともいわれた懐かしい目玉焼き丼を用意する。正ちゃんは権三郎に、自分たちの年齢で小学生の子どもを引き取り育てることに不安がないのか？と言う。今までそういうことを考える余裕がなかったと、権三郎は今になって気が付くことになるが、その後権三郎は高熱に倒れてしまい… （目玉焼き丼、手羽先のコーラ煮のレシピを掲載！） -
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いっぷく食堂を切り盛りする権三郎の孫・剣斗は七福商店街のアイドル。剣斗は母亡き後、権三郎に引き取られたが、剣斗の母の佳苗は権三郎の反対を押し切り駆け落ちしたため、二度とこの街に帰ってくることはなかった。母を亡くした剣斗は、七福商店街に来るまでに何を思っていたのか…権三郎は佳苗と剣斗がどうやって暮らしてきたか、剣斗が悲しむと思い聞けずにいた。そんなある日、家にあったゲームを出したら「お母さんと遊んだことがある」と剣斗は喜んだ。その後権三郎はかつて佳苗が使っていた部屋を、剣斗に使うようにと言った。その部屋で過ごすうちに、剣斗はまだ権三郎に伝えていなかった母の言葉を思い出して… （簡単ゆで鶏のレシピを掲載！） -
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剣斗と友達の拓弥が学校の帰り道、具合が悪そうにうずくまっている高齢の女性・ちずを見かけ、声をかける。買い物の荷物が重そうなので、二人で家まで持っていくことに。ちずはもともと人見知りが激しく、子どももいなかったため、夫に先立たれてからは友人知人もおらず孤独に暮らしていた。通い猫４匹の世話だけが生きがいになっていたちずは、剣斗たちが猫を嬉しそうにかわいいと言うので、猫の世話を手伝ってもらえるか声をかけた。その後二人はちずの手伝いを続けるようになり、ちずの故郷のお菓子を一緒に作ったりして仲を深めていく。剣斗たちの優しさや商店街の皆のおせっかいで次第にちずの交流範囲が広がるようになって、ちずのピンチもみんなで救うことに… （大分のおやつ団子・やせうまのレシピを掲載！） -
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親との死別や離婚でこの七福商店街にやって来た剣斗と拓弥はすっかり親友に。子どもはすぐ友達が出来るからいいけれど、大人は…と悩む拓弥の母の香。そんなある日曜日、剣斗の担任の中野先生に頼まれ、また開くことになったいっぷく食堂の簡単料理教室に、拓弥のつきそいで参加することになった。そこで同世代の女性たち…商店街育ちで花屋を営む麗子らに出会うことが出来て、香は嬉しかった。その一方で、離婚して引っ越してくる際に疎遠にしてしまったママ友のことを、気にはしていたがなかなか連絡が出来ず、少し重い気持ちを抱えていた。その後料理教室には続けて通っていたが、その日は料理教室には参加していない剣斗と拓弥に事件が起こり… （揚げ出し野菜と茶碗蒸し風スープのレシピを掲載！）
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