SANDA 7
三田の右手の傷を治すには「トナカイの血」が必要。兵藤から教えてもらった唯一の方法。 冬村や甘矢、柳生田は首をひねるが、三田には心当たりがあった。偶然出会った美少年の「隣甲斐」くん。一縷の望みをかけて彼を捜す三田だが、なかなか出会えない。その矢先、学園を揺るがす大事件が発生し…?
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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子どもはいつだって大人に守られるべき存在。でも、「大人」と「子ども」の境界線は曖昧です。
…なんだか奇妙な関係ではないですか?
2080年、日本。15歳未満の子どもの数は、人口のわずか0.1%になっていました。
大人は子どもに敬語を使い、彼らの寝食や教育は学校によって管理されています。
三田一重も、大黒愛護学園で保護される子どものひとりでした――雪が降るクリスマスに、同級生の冬村四織に殺されかけるまでは。
冬村は、突如行方不明になった親友の小野一会を見つけ出すため、三田に眠っていた「とある呪い」を利用しようとしたのです。
自分を信じる「子ども」の存在で力に目覚めた三田は、冬村とともに小野探しを始めたはずが、誰もいない教室でひとり佇む小野を見つけて…!?
子どもを守るための強大な力は、三田を迷わせ、傷つけます。
しかし、その葛藤を経て強くなる彼の姿は、「大人」の今に至るまでに私たちが悩んだ経験と重なり、愛しさや親しみを覚えるでしょう。
『BEASTARS』の板垣巴留先生、注目の最新作!
各話タイトルの美しさも必見です。