紅のメモワール

第4話

私の父木内直巳(キウチナオミ)は当時一世を風靡したエロス作家坂口紅香(サカグチベニカ)の大ファンであり、彼女のスポンサーになっていた。二人は痴態の限りをつくしたセックスを好み、それをまた紅香が脚色して書くというパターンだったそうだ。私の母は私を生んですぐ亡くなっていた。それなのに二人が結婚しなかったのは紅香にも真紀彦という子供がおり、子連れ同士でうまくいく自信がなかったからだろう。

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