夏至の恋
第4話
3年前の初夏。彼は雨にうたれびしょ濡れのまま階段の下でうずくまっていた。彼の目があまりにも哀しげで、私は母性本能をくすぐられてしまった。私はその見知らぬ男を家に連れて帰りシャワーを浴びさせた。シャワーを終えた彼は当然のように私を抱いた。「名は司。それ以上は何も聞かないで。僕の愛はみんな君にあげるから…」司は私にそう囁いた。それから数日間私達はめまいがしそうなほど愛し合った。しかし…私が家に帰ると、家具も服もそして司もなにもかもなくなっていた。「3年後の夏に帰る。ごめん」そのメモだけを残して…。
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