迷えるあなたに!ズバ推しマンガ

迷えるあなたに!ズバ推しマンガ

書店員のレコメンド付き☆迷えるあなたに!ズバ推しマンガをご紹介します♪

少年・青年マンガ

      • 未亡人登山 1

        未亡人登山 1

        山で出逢った二人が織りなす、登山恋記。 夫の遺した“山日記”を辿り登山する、麗しき未亡人…… “大切なもの”を失った女と、“大切なもの”...

        愛する人と山に登りたくなること間違いなし!

        最近、遅ればせながら登山やキャンプに興味を持ち始めた私ですが、
        きっかけは、『岳』/石塚真一 を読んだことがきっかけでした。
        山を舞台に、山岳の危険さやリアルさを追求した作品として評価されている『岳』には読むたびに滾らせられます。

        そんな私が読む登山マンガ2作目の本作品。
        登山を舞台にした恋愛ものかなと思っていましたが良い意味で期待を裏切られました。
        亡くなった夫が見た景色を追い求める未亡人と、登山をこよなく愛するクライマーの青年。
        初心者と熟練者の構成で描かれているため、登山初心者の方でも勉強のつもりで十分楽しめる内容になっています。中でも登山道具を購入するシーンが印象的です。

        ダイナミックなコマの使い方と登場人物の繊細な心情表現、
        登山の面白さと難しさを伝えながら自分自身への向き合い方を考えさせる描き方は
        デビュー作とは思えない巧妙な作品になっています。

        “大切なもの”を失った女と、“大切なもの”に出逢った男のセンチメンタルで雄大な登山恋記。
        登山好きな方もそうでない方も、
        男性のみならず女性にもオススメな作品です!
      • 空也上人がいた

        空也上人がいた

        完結

        81歳、孤独な老人。46歳独身、介護職の女。27歳、特別養護老人ホームを「ある事情」でやめた青年。ぬぐい去れない痛みを抱えた3人の奇妙...

        「山田太一と新井英樹が組むなんて…!」
        意外過ぎる組み合わせに衝撃を受けて読み始めました。
        新井英樹のキャラが感情を爆発させる姿を何度も見てきたので、
        序盤は「誰も銃を持たないな…」「誰も人をボコボコにしないな…」と
        ついついいつものくせで思ってしまいました。
        派手なシーンは多くはありません。
        しかし、前職の特養老人ホームで悔やまれる行為を行った主人公の草介と同様に
        彼の介護を受ける吉崎さんにも
        わかりやすい暴力ではないにせよ人を傷つけた経験があり、
        それが彼が抱く痛みと繋がっています。
        吉崎さんは、時々家を訪ねてくれるケアマネの女性・重光さんへの感情から
        彼女と草介に奇妙な提案をもちかけます…。
        最初は普通の元気なおばさんにしか見えなかった重光さんが
        展開が進むにしたがってどんどん色っぽく、魅力的に見えてきます。
        強烈な暴力もなく性描写も比較的穏やかですが、
        心に深く刺さるシーンが多い作品です。
      • からかい上手の高木さん 1

        からかい上手の高木さん 1

        完結

        いっつもオレをからかってくる 隣の席の高木さん。 だけど見ていろ、今日こそは必ず 高木さんをからかって 恥ずかしがらせてやる!!

        「素直な鈍感男子をからかう可愛い女子」
        このシチュエーションをじ~っくり、ゆ~っくり、細か~く、描いたら
        こんなに可愛いマンガになるんです!!!
        主人公の中学生・西片くんがクラスメートの高木さんに
        いいようにからかわれまくるわけですが、
        高木さんがからかい上手というより
        西片くんが隙だらけなのでは…と若干思わなくもありませんw
        でも、高木さんの攻撃に一喜一憂してあたふたする西片くんを見ると
        「こりゃからかいたくなっちゃうよな」と高木さんの気持ちが分かってきますし、
        からかいの合間にちょいちょいドキッとさせる高木さんを見ると
        「うっ…もっとからかってくれ…」と西片くんになり替わって(?)思ってしまいます。
        とにかくこのふたり、最高に尊いです!!!
        スピンオフ「からかい上手の(元)高木さん」もほのぼの可愛くて
        超オススメですので、そちらもぜひ!
      • キャッチャー・イン・ザ・ライム 1

        キャッチャー・イン・ザ・ライム 1

        完結

        話題の百合ラップ・コミック、遂に発売! 青春は孤独だ。でも、わたしには“言葉”があるから。 ネガティブでひっこみ思案、思ったこと...

        「“何かになりたい”ためのHIPHOPじゃねえ/隠してる自分の“何か”を晒せ!」

        テレビ番組「フリースタイルダンジョン」のヒット以降、
        マンガでもラップを題材にした作品がいくつか生まれました。
        その中で私が自信をもってお勧めしたいのがこの作品です!
        人とうまく喋れない主人公の皐月が、
        ラップバトル部(部員2人!)の同級生・レンとアンズと出会い、
        自分の殻を破っていくお話なのですが、
        ふたりが周囲に理解されない悔しさをバネにして
        ケンカもしつつ深く信頼し合いながらラップに打ち込む姿が
        めちゃくちゃエモいのです…!
        そこに皐月、そしてトランスジェンダーの同級生・ウツギが仲間として加わって、
        中二っぽい語彙の皐月、下ネタに強いウツギとそれぞれの個性が
        認められていく過程にワクワクしつつ、
        女子同士のヒリヒリする恋模様にドキドキもできる、盛りだくさんな一作です!
      • 青のオーケストラ 1

        青のオーケストラ 1

        とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた 元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。 中学3年の秋、一人の少女と 高校のオーケストラ...

        ヴァイオリンをやめた青野一は、ある日出会った。少女と、そしてオーケストラと。
        それまで一生懸命に取り組んでいた音楽をやらなくなり、気の抜けた生活をしていた主人公の青野は、担任の先生である武田先生の策略により、ヴァイオリンを練習する秋音律子と出会う。あまり上手くない演奏をしていた秋音は、先生が所属していたオーケストラ部に入るために練習をしていたのだった・・・。
        この作品の特筆すべきところ。一つ上げるとすれば、音楽って素晴らしいと思える演奏中の描写。目を瞑れば旋律が聞こえてくるよう。作中の世界に入ってみたいと思ったことも数知れません。
        もちろん音楽だけではありません。登場する皆にも注目です。主人公を含め、出てくる皆には悩みがあります。そんな悩みにぶつかりながら解決するところは、自分のことのように喜ばしいです!どんな話が進んでいくのか、どんな曲を演奏していくのか。続きをどんどん読みたくなる。そんな作品です。
      • 正直不動産 1

        正直不動産 1

        不動産業界の闇を曝け出す皮肉喜劇!! 営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしないーー そんな不動産業界に前代未聞の爆弾が、いま...

        不動産業界の裏を垣間見る。

        口八丁で稼ぎまくる不動産会社のエリート営業・永瀬は突然、嘘がつけなくなってしまう。
        上司や顧客に言わなくてもよいことを言わずにはいられずに、営業成績も社内の評価もガタ落ち。それでも不動産の営業を続ける永瀬は、嘘をつけないスタイルで奮闘する。
        正直にいくしかない永瀬を通じて、不動産業界の闇を知る!

        不動産業界を知る意味でも非常に面白い今作だが、お仕事マンガとしても痛快で面白い!
        面倒な取引先や上司と正直な永瀬のやり取りはハラハラしながらも好感が持て、さらには永瀬が教育係として面倒をみる新卒の月下も、新卒らしい真っ直ぐな感じで、こそばゆい感じもありながらも爽やかな気分になれる。

        結果、正直に行くしかないという永瀬ではあるが、正直に働くことの良さを面白おかしく感じさせてくれる読後感。
      • 翼くんはあかぬけたいのに 1

        翼くんはあかぬけたいのに 1

        完結

        高校入学を機に上京してきた翼くん。 住まいはなんと、表参道のオシャレシェアハウス! 独特かつ致命的なファッションセンスを持つ翼く...

        オシャレアレルギーな翼くん(高校一年生)が上京してきたのはオシャレの爆心地表参道。
        しかも住むのはオシャレなシェアハウス。住人もオシャレな人間たちばかり。
        読モショップ店員、おしゃれカフェの店長、顔が良すぎる美容師…。
        どうなる翼くん!?
        残念過ぎるファッションセンスの翼くんと、一風変わった住人たちのドタバタコメディです! 

        息をつく間もなく、わんこそばのごとくギャグが飛び出してきます。家の外で読む人は心して、絶対に笑わないという気合いを入れてから読んでください。
        可愛らしい絵柄と、魅力的なキャラクターたちから繰り出される変顔と鋭いギャグの高低差に高山病になりそう…!
        元気が欲しい時、何もかもを忘れて笑いたい時に読んでほしい一冊です!!(ただし人目のないところで)
      • プリンセスメゾン 1

        プリンセスメゾン 1

        完結

        映画化作品『繕い裁つ人』の池辺葵氏、最新作は“住”。 女ひとり、 たったひとつの“家”さがしは、 運命の人を見つけるよりも 難しい!?...

        居酒屋の社員の女性、沼ちゃんが一人でマンションを買おうとする話。
        かといって、マンション購入を鼓舞するような雰囲気ではない。
        居酒屋の社員の女性、沼ちゃんが一人でマンションを買おうとする話。
        かといって、マンション購入を鼓舞するような雰囲気ではない。

        メインは沼ちゃんのストーリだが、オムニバスのような形式で、
        妙齢の一人暮らしをする独身女性のストーリーが挟みこまれる。
        住まいに関する話題から切り取る彼女たちの暮らしは様々。
        全てが上手くいっているわけでもなく、時に寂しさも描きながらありのままを淡々と映し出す。
        独身でも、既婚でも、そこにあるのは等しく暮らしなんだな…としみじみした気持ちに。

        マンション購入に関しても同じだ。
        たくさんの検討の末、念願のマンションを手に入れた沼ちゃん。
        けれど「手に入れてからが勝負だね」と作中のセリフにある通り、マンション購入はゴールではない。
        ローンや今後の生活を考えて不安になりながらも、
        「わたしのおうちを大切にする」という気持ちを一番優先にしていく沼ちゃんの姿は
        健気であり、とても愛しい。


        家とは?暮らすとは?そんなことを改めて考えさせられる。
        何が良い、何が悪い、というのを決めつけずに
        いろんな暮らしがあることを、優しく抱きしめてくれるストーリー。

少女・女性マンガ

      • 青の花 器の森 1

        青の花 器の森 1

        完結

        長崎・波佐見を舞台に始まる、器と恋の物語 波佐見焼きの窯で絵付けの仕事をしている青子。その窯に、海外で作陶していたという龍生が...

        長崎・波佐見焼の窯で働く青子と、そこに新入りとしてやってきた龍生。
        お互い第一印象は良くなく、時に対立しながらも次第にお互いを認め合い距離を縮め、ぴりついた気持ちが恋に変わっていく(?)姿が描かれます。

        ふたりとも自分の仕事観をしっかり持ち、簡単に妥協しないので読んでいてドキドキします。
        皿を見ていて絵付けのデザインを思いつく青子のシーンは魔法少女もののようで、また違った魅力があります。

        ぶつかり合いながらふたりが作る器がそれぞれ素敵で、磁器の世界の楽しさが少しのぞけます。
        モノ作りに賭けるふたりがお互いを別の意味で意識し出したとき、そこには何が生まれるのか…。
        未だ語られないながらも絶対に何かありそうな龍生の過去もとっても気になります。
      • さあ 秘密をはじめよう 1

        さあ 秘密をはじめよう 1

        完結

        転職間もないOLの真依(まい)が、営業部きってのエリート・加藤(かとう)に告白された。しかし、会社は社内恋愛が禁止のうえ、見つか...

        苦労してやっと転職したOL麻衣が、イケメンエリート社員・加藤さんに告白されたけれど、会社は社内恋愛禁止!
        社内ではワンマンで他人に厳しいことから「エース」と揶揄される加藤さんが麻衣にだけ見せる素顔にどんどん惹かれ、次第に両想いになるが、2人に新たな試練が降りかかる!
        加藤さん、本当にかっこいいです。ストイックで、言い方は悪いけれど他人には優しい人で。
        イケメンでこんなに出来た人がいれば、そりゃあ好きになっちゃいます!
        ヒミツの恋って大変だけど、その分ドキドキしそうですよね!
        作中でライバルキャラが数人現れるんですけど、どこか嫌いになれない魅力満載のキャラクター達です。
        社内恋愛っていいことばかりじゃないと思うんですけど、この作品を読んでいるとこんな恋愛してみたいなって思わせてくれる作品です。
      • ダルちゃん 1

        ダルちゃん 1

        完結

        普通の人に「擬態」しても、生きづらい。 ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。 ダルち...

        資生堂のウェブサイト「花椿」にて連載され、
        多くの共感を呼んだ『ダルちゃん』。
        24歳の派遣社員・丸山成美。一見どこにでもいる女性。
        しかしそれは彼女の「擬態」。正体は、ダルダル星人。
        「普通の人間」に見えるように、メイクをし、ハイヒールを履いて出勤する日々。
        けれど、密な人間関係において「擬態」することは、そう簡単ではない。
        周りを観察し、他人に合わせて振る舞っているうちに、
        ダルちゃんを傷つけるある出来事が…。

        ―私は人と違うダルダル星人だから、みんなに嫌われないように、「普通」を演じなきゃ。

        そんなダルちゃんの必死な生き方に、ドキリとする人は多いはず。
        あなたは「普通」ですか?「普通」はあなたを幸せにしてくれますか。
        ジェンダーや、発達障害などの問題にもつながり、
        それを超えてさらに広く「普通」について問いかける物語。
        心をえぐられる分、人生のヒントがちりばめられているような気がします。
      • こぐまのケーキ屋さん

        こぐまのケーキ屋さん

        「こぐまのケーキ屋さん」がついに書籍化! Twitterで話題の「こぐまのケーキ屋さん」がついに書籍化! 未発表の描きおろし作品も多数...

        立ち読みしたら、こぐま店長に秒殺で心を奪われました…。

        ケーキ屋さんを営むとってもピュアなこぐま店長と、そこで働くことになったやさしい店員さんのやりとりがメインのお話。あれ?私こんなに心が乾いてたっけ…?と思うくらい、ほっこりエピソードが心に沁みこんで、読めば読むほど温かい気持ちになります。
        店長と従業員設定なのですが、ケーキを作る以外は世間を知らずたどたどしい日本語を話すこぐま店長と、そんなこぐま店長を温かくサポートする店員さんは親子のよう。
        店長と呼ばれて「ねえねえもういっかいてんちょうってよんで!」と恥ずかしそうにしたり、
        風邪をひいてお店をお休みすることになった店員さんに「しにますか?」と聞いてぽろぽろと涙をこぼしたり
        こぐまの店長がいちいちとにかくかわいい!!
        こぐま店長のキャラももちろんですが、セリフのひらがな感や、絶妙な改行具合など、世界観が完璧だな~と思います。

        とりあえず立ち読みしてほしいですが、おそらく購入してしまうのでご注意を、笑。
      • 闇のパープル・アイ 1

        闇のパープル・アイ 1

        完結

        生まれたときから左腕に不思議な形のあざを持つ少女、倫子。そのあざが濃くなりはじめてから、彼女のまわりで次つぎに起こる怪事件!い...

        物語の主人公・倫子は、瞳が紫色になる時、人間から豹へ変身する能力を持つ。
        一方、変身人間の存在を世間に知らしめるべく、生物教師・曽根原は倫子に人体実験を施そうとその身体を狙う。
        曽根原と倫子、そして倫子の血を引く娘、麻衣との親子二代にわたる攻防を描いた物語。
        何がすごいかって、このマンガ、残酷描写が徹底しています。
        優しくて良い人だと思っていた人物が裏切ったり、殺されたり…。
        何の前触れもなく起こる残酷なシーンには胸がえぐられます。

        しかもこの漫画、途中で主人公まで死ぬんです。ドラゴンボールじゃないですよ。
        これ、少女マンガですよ。
        徹底した容赦のなさですが、だからこそ真に迫る緊張感に、読んでいるこっちまで手に汗握ること間違いなし!
        恋愛などの人間関係だけを描いた少女マンガには飽きちゃった、という人にとてもおすすめです!

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