英張の漫画
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巻 836 pt
「いつかこの手で、この台湾で、 新種を見つけるんだ!」 台湾人と日本人―― 植物研究者たちの情熱溢れる人間ドラマ 1924年、大正時代の台湾は、植物研究の黄金時代だった。 薬草堂の跡取り息子・涼山(リョウザン)は、 自ら起こした過失の尻ぬぐいのため 台北の植物園で小間使いとして住み込みで働くことに。 そこには厳格な童顔の植物研究助手、温厚だが一癖ありそうな植物絵師、 植物バカの天然研究者など、個性あふれる面々がいた。 涼山は責任感の薄い今時の軽い若者に見えるが、 幼い妹の死と、父親との関係という苦悩を抱えていた。 そして植物に一途な彼らもまた、 生きるが故のそれぞれの背景を持ち――。 台湾の植物を通して描かれる、植物採集の魅力、 研究者たちのたゆまぬ努力と情熱、苦悩…… そこにはいつも人間たちの熱きドラマがある。 明るくも、時に切ない みずみずしい筆致で描きだされる、植物と人間の賛歌!
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