何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?(13)

濃霧の発生により、世紀の決戦は痛み分けで閉幕…。なんて終わり方、信長も謙信も納得できるわけがない! 兵・松永久秀の爆弾が霧を晴らし、真・川中島の戦はついに総力戦に突入する!唯一の勝ち筋、そして謙信への『至極のもてなし』、それは大将同士による異例のタイマンだった。一万五千回も繰り返して全敗の信長は、最後の死合にどう挑むのか!?

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

もしも、織田信長がタイムリープして、本能寺の変を回避できたら…

本能寺の変で死んだと思われた信長は異空間に飛ばされて、そこで出会う謎のクマ(かわいい)により何度も同じ時を繰り返すことができるようになった。しかし、時が戻るたびにあれやこれや試行錯誤するのだが本能寺が燃えるというバッドエンドにしかたどり着けない信長を描いたギャグマンガです。

明智光秀が元凶ならばと突然会議中にも関わらず切り捨てるも、今度は柴田勝家が本能寺に火を放ちループ。柴田勝家を切り捨てても今度は豊臣秀吉が火を放ち…、というようにサイコパスすぎて笑えます。
部下の話は聞かないわ、自分の都合の良いように解釈するわ、クズでおバカなブラック君主信長はそりゃ謀反も起こされるわという始末。いろいろひどいけど中盤そんな信長が愛らしく見えてくるから不思議です。

そんなテンポの良いギャグやノリからのラストに待ち受ける展開に、なるほどそう来たかという驚きが待ってます。
存在も目的も謎のクマはどうして信長にやり直しをさせるのか?正史では本能寺の変で終わるはずが、生存ルートって?謎を残して次巻に続きます。
マンガ好きも ラノベ好きも、まずは軽いノリで1巻を読んでいただきたい怪作。

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