講談社 学習まんが 日本の歴史(12) 江戸幕府

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講談社 学習まんが 日本の歴史 第12巻(全20巻)

監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:沢田 ひろふみ 代表作:『遮那王義経』

「天下分け目の決戦を制す!」。
着々と主導権をにぎる家康、その野望に立ちふさがる石田三成。ついに一大決戦がはじまる!

<収録内容>
第67話 「関ヶ原の戦い」
家康と三成、東西両軍に分かれた天下分け目の一大決戦の勝者は……?

第68話 「大坂の陣」
江戸幕府をひらいた家康は、秀忠に将軍職をゆずり、豊臣家を追いこんでゆく。

第69話 「参勤交代」
幕藩体制を強固なものにするため、幕府はさまざまな制度で大名を支配する。

第70話 「朱印船貿易と禁教」
江戸時代初期、さかんだった海外進出から、幕府は政策の転換を迫られる。

第71話 「島原・天草一揆」
藩主の圧政に苦しむ農民たち。弾圧を受けるキリシタンの反乱がはじまる。

第72話 「琉球と蝦夷」
独立国だった琉球とアイヌが住む蝦夷での、この時代の社会と暮らしは?

<監修者のことば>
 江戸時代の錦絵のなかに「餅米を織田信長がつき、豊臣秀吉が餅をこねて、徳川家康が座ったままで餅を食べている」という様子を描いた風刺絵があります。いわゆる「天下餅」は、結局、織田信長の同盟者であった徳川家康の手に落ちました。
 伏見城で豊臣秀吉が没すると、関東を支配していた家康は、豊臣恩顧の大名の多くを味方につけて、関ヶ原の戦いで石田三成の軍をやぶり、天下の覇者になります。家康は征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開き、秀吉の遺児である秀頼を大坂城に滅ぼし、260年間続いた泰平の世の土台をつくります。
 2代将軍徳川秀忠・3代将軍家光も、諸国の大名を軍事力や法によって統制して、あるいは、キリシタンを弾圧して海外からの脅威の芽を摘むなどして、徳川将軍家中心の、戦争のない世のなかのしくみを整備しました。もちろん、軍事力による「平和」なのであって、現在のひとが考える理想の「平和」とは異なりますけれども、百姓が安心して耕作し、財産や生命がある程度は保障される世のなかが、ようやく実現したのです。

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