東オトコ京オトコ
東京から京都に赴任してきた相馬。引っ越し当日、大家の息子・周(あまね)が帰って来たことで、二人はルームシェアをすることに。相馬は同居人として仲良くしようとするが周は塩対応。だけど偶然、泣いてる姿を見てから周のことがどうにも気になって――…。東オトコと京オトコが繰り広げる、ホンネとタテマエの恋。
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コミュ強で陽キャな千葉男子・相馬と、人見知りで神経質な京都男子・周が京都の町屋でルームシェアをすることになって……という設定だけで腐女子の夢が溢れてもう床下ビッチャビチャです。
相馬の出身が東京じゃなくて千葉っていうところがいいですよね。明るく爽やかで見た目も洗練されているけど、根っこはやや押し強めなマイルドヤンキー気質みたいな(偏見)。そして、一見たおやかだけど、はんなり頑固で我の強い「THE京男」な周のキャラクターも最&高。相馬が「敬語やめません?」と持ちかけたら「別に友達ちゃいますし」と返すやり取りとか、んも〜〜〜県民性〜〜〜〜♡って悶えちゃいます。これ、東京男子✕大阪男子とか、北海道男子✕沖縄男子とか、他地方パターンも読みたいですね(ジュルリ)。
2人の性格が正反対なのに加えて、周が恋愛に対してトラウマを抱えているため、相馬と周の距離はなかなか縮まりません。しかし、京都の落ち着いた街並み、木造の町家という趣深い舞台のおかげで、そのスローペースさすら心地よく感じられます。更に、木下けい子先生の繊細でやわらかなタッチも京都の雰囲気にマッチしていて、うっとり度アップ……。もう 、ずっと読んでいたい……。
相馬が周への恋心を自覚して、彼に思いを告げてからも県民性や性格の違いからすれ違ってばかりの2人ですが、作品内で流れる雰囲気がゆったりしているせいか、すれ違いすらにこにこしながら見守れてしまう、不思議な愛おしさに満ちています。悲しみも喜びも切なさも全部推せる――これが「作品の力」というものなのでしょうか。物語の舞台から恋模様までの全てが穏やかな情緒に彩られた、「これが大人のBL、か」と、お猪口を片手にしみじみと噛み締めたくなる作品です!
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