一日三食絶対食べたい(2)

氷河期を迎えて滅びかけた世界――。
生き残った少数の人類は、自給自足の生活を強いられている。
ダメ人間のユキは、リッカという少女と同居しているが、
病弱なリッカはやせ細っていくばかり。
彼女に1日3食おいしいものを食べさせてあげたい……
クズだけど、ダメだけど、イヤだけど、大事な君のために働かなくては!

2巻の内容は…
★家族が生きているなら、家族と暮らしたほうがいい。
そう主張するユキと、ユキと一緒にいたいリッカ。対立する二人の決断は。
★社会人の悲哀は氷河期でも変わらない…
入社したての新人は、仕事をうまく回せないのだ! 
山積みの仕事! 過ぎていく時間! どうしたらいいんだ!?
★余暇の不足した世界だけど、人間らしく生きたい。
そうだ、露天風呂を作っちゃおうぜ~~~!
などなど。

世界は滅亡寸前だけど、お腹は減るし、毎日は続く。
氷河期の寒空の下、ゆるっと楽しく生きる人々を描く第2巻。

父親と、その息子役を担わされたアンドロイドの
絆を描いたSF傑作短編「宇宙のライカ」
(アフタヌーン2017年春のコンテスト四季大賞受賞作)も収録!

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

文明が水没し氷河期を迎えた滅びかけている世界、人類は限られた環境でなんとか生き延びていた。
ユキはダメ人間なりに、血の繋がりのない家族であるリッカと共に生きてゆくため働くことを決意した!!

人類が滅びかけた世界って聞くと、終末系SFかと思いますよね?
でも絵柄を見ると、ほのぼの作品とも思えますよね。
読み進めていくと、どちらの予想もいい意味で裏切られます!

どのキャラクターも自然体で、とにかく会話のテンポが秀逸。
セリフやコマの「間」が独特で引き込まれます。
滅びかけている世界でも悲壮感はなく、普通に日常を送っていく姿に
そうだよね、当たり前って大事だよね…!と思わせられるのです。

中でも一番心に響いたのが、「第4話 ビールが飲みたい」で、
自分が最も苦手とする仕事の担当にされてしまった登場人物が
「向いてないけど仕方ない 仕事だからやらないと」
となんとか頑張ろうとするのに対し、同僚が発した
「いい人やめてはいかがですか」
「自分を犠牲にするのも長くは続きませんよ」
というセリフ。心にグッサリきました…。
都合がいい人間を演じることで円満に 回る事もある。
そして、都合のいい人間である事を辞めるのは、それ相応に勇気がいる。
現代の我々の仕事や人間関係を考えさせられる話でした。

ダメ人間でもいいじゃない!
ごはんは1日3食おいしくいただきましょう!!

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