はじめアルゴリズム(6)
数学的才能に溢れている関口ハジメは、数学者・内田豊のもとで日々成長。数学検定1級にも合格した。さらに、同じく数学検定1級に合格した1つ年上の少女・剛田ハチ、自分に足りないものを掴むためイギリスで模索するライバル・手嶋と、数学を愛する仲間も日々成長。そんななかハジメは、飼い猫・ミー太郎の死に触れ、想いをめぐらす…。
- 巻で購入 全10巻完結
-
話で購入
話購入はコチラから
※未発売の作品は購入できません
- 巻で購入 全10巻完結
-
話で購入
話購入はコチラから
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
はじめアルゴリズムの関連漫画
はじめアルゴリズムの関連漫画
「三原和人」のこれもおすすめ
「三原和人」のこれもおすすめ
この漫画に関連する特集・キャンペーン
この漫画に関連する特集・キャンペーン
私は数学が苦手です…むしろ算数の段階から既に苦手でした。「足す・引く・掛ける・割る」以外の内容はほぼ忘れました。というより結局理解できずに学生時代が終わりました。そんな私にも「もしかしたら数学ってすごく楽しくて素敵なものなのでは?」と思わせてくれるのがこの作品です。
本作は、ある離島で小学生・関口ハジメと老いた数学者・内田豊が出会って始まる、数学にまつわる人々と数学のお話です。感覚を共有するというのは非常に難しいものですが、ハジメが数式を書いたり何かを見出したりするシーンには、数字が人に見えるとか風を受けて空を飛ぶとか、共感覚的な何かを可視化させたような表現があって、学生の私にはついぞ知り得なかった数学の美しさを知る人たちが、そしてそれを今まで見えなかった世界を見るために使える人たちが、本当にいるのだとうらやましく思いました。しかし同時に、遠くへ行くための方法は人によって異なり、それは例えばダンスかも読書かも音楽かもしれなくて、そして必ずしもうまく行くとは限らなくても終わりはないのだと、この作品は教えてくれているようにも思うのです。数学に苦手意識を持っている方にぜひ読んでいただきたい 作品です。
続きを読む