さんだらぼっち(8)

ツケの取り立てで、よしの湯を訪ねたとんぼだが、湯屋の旦那から、ツケは既に辞めた番頭が作ったものだから払う筋はないと、一蹴されてしまう。しかし、湯屋の仕事を十日間手伝えば支払うと切り出され……。その手伝いというのは、なんと女湯の「三助」だった! 純朴なとんぼに、裸の女の背なかを流せるのか!? とんぼの苦労を知った親父は喜んで自ら役目を代わり、お志摩は静かに嫉妬心を抱いていた……。

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