サイクル野郎 大合本 12

「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、ついに完結!!

(34)「輪太郎失明の危機の巻」
自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。本州最南端・下関の関門橋に辿り着いた輪太郎は、リタイヤし、東京に帰ったはずの陣太郎を発見。陣太郎は未成年のくせに酒を飲み、暴れた挙句、気持ちが悪いと苦しんでいた。相変わらず人騒がせな陣太郎を秘策でこらしめた輪太郎は、陣太郎と仲直りし、ついに関門橋トンネルを抜け、九州上陸を果たすのだった。

(35)「天草四郎の財宝の巻」
自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。砂ぼこりを目にかぶってしまったことがきっかけで失明寸前になり、1か月の入院を言い渡された輪太郎。それでも日本一周を断念することを聞き入れない輪太郎を見かね、陣太郎は自分が目となると言い出す。しかし、自分が足枷になる訳にはいかないと輪太郎は陣太郎と別れ、一人で旅立つ決意をする。

(36)「ゴールは近いぞの巻」
自転車での日本一周をめざし、友人の陣太郎と共に旅に出た輪太郎。九州の南端、鹿児島の桜島に辿り着いた輪太郎。そこで東京の実家に電話すると、陣太郎の父親が胃がんで入院したことを知らされる。それを陣太郎に伝えるように頼まれ、沈んだ心でフェリーを降りた輪太郎は陸中海岸で知り合った無銭旅行サイクリスト・南郷と再会。一緒に陣太郎を捜すのだった。

(37)(最終巻)「やったぞ日本一周の巻」
日本一周の旅も残すところ沖縄県のみ! ついに九州最南端の佐多岬に辿り着いた輪太郎は、沖縄に渡るために漁船に乗せてもらおうとする。だが、これがなかなかうまくいかない。そこで、しばらく港で働き、機会を待つことにした。そして、やっと沖縄へ向かう漁船を見つけ、密かに自転車を積み込み乗船する。だが、運悪くその漁船が難破、船員もろとも遭難してしまう。最後の地・沖縄を目前にして輪太郎の運命は…。今巻、堂々の完結!

読切「サブとゴロー」併録。

(原書:1979~1980年刊行)

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