まずはキミからたべさせて【単話売】 1
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サラリーマンの八木が帰宅すると、自身の部屋の前で倒れている男を発見する。ひとまず連れ帰ったその男は、隣の部屋に住む青沼だった。腹が減ったという彼のために手製の粥を作り甲斐甲斐しく世話を焼く八木だったが、どこか気の抜けたような青沼は無反応…。どうしたものかと頭を悩ませていると、突然のし掛かってきた青沼にキスを仕掛けられ、さらには切羽詰まった様子で「抱いてくれ」と懇願されてしまい…!? -
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「俺が抱いてやる」という八木の好意に甘えることにした青沼。夕食を一緒にとることが条件という彼は、毎日弁当を作って渡してきたりと相変わらず甲斐甲斐しく世話を焼いてくる。最初は戸惑いながらも、次第に八木と過ごす穏やかな日々を楽しむようになっていくが、満たされる反面脳裏をよぎる過去の苦い記憶。複雑な胸中を見ないふりして少しの間だけという言い訳を盾に、青沼は甘い誘惑に抗うことをやめる…。 -
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ひょんなことから始まった隣人関係もすっかり日常となり、最初は遠慮がちだった青沼の態度が砕け始めたことに嬉しさを感じる八木。しかし最近はあまりセックスを求められなくなったことが少しだけ引っかかる。体質が改善されているだけならいいのだけど…と余計なことを考える最中、青沼から初めて買い物のお誘いを受け、まるで恋人同士のようにデートをする内、八木はこの気持ちが恋であることに気づくのだが…。 -
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元恋人・高岡が職場の研究所に戻ってきたことで、青沼は自身の苦い過去について思い出す。あんな過ちは二度と繰り返さない…そう決めていたからこそ、親切で優しい八木にこれ以上迷惑はかけられなかった。しかし反面、随分と居心地良くなった八木の側にいるだけで、セックスをせずとも満たされたような、初めての感情が青沼に生まれていた。そんな中、八木から海外への転勤の話が来ていると告げられてしまい―…!? -
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自分から突き放したくせに虫がいいってわかってる、それでも最後に気持ちを伝えたい。その一心でアパートの前までやってきた青沼だったが、いざ本人を前にすると伝えたかった言葉がうまく出てこない。それでも、強引に連れ込まれた段ボールだらけの八木の部屋でなんとか別れを告げようとするが、強く抱きすくめられ、本当の気持ちを聞かせてほしいという八木の切実な言葉を聞いてしまえば押し殺していた本音が溢れて―…。
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