GENBUN MAGAZINE Vol.008

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■「まえがき」より

やっとミッドウェー海戦がまとまりました。
著者の理解力が低いせいか、複雑な戦場の動きを資料から読み解くのは大変な作業でした。読書さんへ正直に申しあげますが、ドイツ軍は大好きですが、ご存じのように旧軍には興味はありません。

しかし、ここで自分が過去の記録を客観的に目で見える形にしないと、意味不明わけわからん仮想戦記物の小説や映画が、あたかも現実の既成事実のようにまかり通ってしまいます。この兵器があったら勝てたとか、ゼロ戦無敵伝説とか、戦艦大和もしかり、貧困脳みその日本人には浸透しやすいのでしょうね。

私は六〇年も生きていますと、日本人の資質が見えているように思えます。つまり、このミッドウェー作戦のように『慢心と論理性の欠如』です。

戦艦一隻の建造費で、当時の東京の道路は全部舗装され(山手通りだけが舗装されていた)都市のインフラ整備は可能だったといいます。

また、大戦物の書物では日米の産業力の対比で「一対二十」と書かれた内容が多いですが、当時の企画院の分析では「一対八十」だったというのが実際の数字です。日本は第一次大戦のような総力戦を経験していないという、無責任な素人判断の書籍もありますが、日本の軍制を司る方々は当時の欧州で駐在武官として勤務しており。陸海軍の高級将校も観戦武官として戦場を見ているのです。負け戦をした日本人というのは、無知なのか想像力が貧困なのでしょうか?

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