オリンピア・キュクロス 6
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古代ギリシャの青年デメトリオスは、壺絵師見習いの“草食系オタク”。ある日、村の争いに巻き込まれ、思い悩むうち、なぜか“1964年オリンピックに沸く東京”に漂着…!? 時空を超えた奇跡の喜劇、ここに開幕――!!! -
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古代ギリシャの青年デメトリオスは、壺絵師を目指す“草食系オタク”。だが、抜群の運動神経を見出され、村の復興のためにオリンピック大祭で優勝することを命じられる。才能の認められない壺絵師の道にこだわるか、アスリートとして村の利益に身を捧げるか…。苦悩するデメトリオスが、’64年東京で出会ったのは、あの“漫画の神様”――!? 第2集は感涙のドラマへ!! -
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デメトリオスは、タイムスリップした1960年代・東京で友人になった円谷幸吉の死を目の当たりにし、自らの成長を誓う。旅立った先の大都市・アテネで大哲学者プラトンに出会い…!? 第3巻は、更なる時空超越の旅が待ち受けていた――!!? -
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文化都市アテネでデメトリオスは哲学者プラトンと出会う。芸術嫌いのプラトンだったが、手塚治虫の『火の鳥 鳳凰編』に感動し、やがて“運動”の中にも正義のメッセージがあることに気づいていく。そして今度は2020年に漂着したデメトリオスが出会ったのは…!? -
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「オリンピア大祭(オリンピック)での勝利」という任務を背負いながら、絵師としての大成を誓い旅立っていたデメトリオス。古代アテネと東京のタイムスリップで“漫画”、劇的(ドラマチック)な“プロレス”と出会い、「表現者」としての衝動に駆られる。そして異変が起きつつあるアテネに、故郷トリトニアから届いた報せとは!? -
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かりそめのオリンピア大祭(オリンピック)で破綻した故郷トリトニアを立て直す手段を模索するデメトリオス。不条理に立ち向かう姿が心を打つ「歌舞伎」に出会い、表現の持つ力にさらなる可能性を見出すが…。村の復興は!? 村民たちの救済は!? 悩める青年が導かれた場所は…!? -
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虚飾のオリンピア大祭(オリンピック)で荒廃した故郷(トリトニア)に、デメトリオスは、歌とギターで希望を灯した。だが、疫病、貧困、戦争と災禍は続く…。そこに現れた救いの手とは!? そしてデメトリオスは救世主となるか!? 人類叡智の総力をかけて、創造的な未来への道を照らす、感動の最終巻!!
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリ先生が描く、古代ギリシャと現代オリンピック!
身体能力は高いが争いごとを好まず、草食系オタクと揶揄される壺絵師の青年デメトリオスは村の争いごとに悩む中、オリンピックに沸く1964年の東京へとタイムスリップしてしまう。
東京で得たアイディアで、デメトリオスは村の問題を次々と解決し。。。
古代と現代の文化をふんわり、しっかり描きあげ、そしてちゃんと笑わせてくるのはさすがの一言。
古代ギリシャ文化の造詣の深さが滲み出ていて、笑いながら文化に触れられる。
64年の東京も産まれていなかった身としては、逆に新鮮で刺激的だ。
古代と現代の2つのオリンピック、そして64年の東京の空気感。『テルマエ・ロマエ』とは異なる良さがしっかりとある。
ヤマザキマリワールドにどっぷりとハマりながら、2020年の東京オリンピックに思いを馳せよう!
ちなみに私は「デメトリオスの東京での登場シーン」と「五輪音頭のくだり」がお気に入り。是非読んでもらいたい。