君と夏のなか: 2【特典ペーパー付】
「泣きたくなるのは、いつも夏なんだ。」大学2年生になった戸田渉と佐伯千晴。佐伯の留学が終わり、再び一緒に過ごす夏がやってきた。渉はバイト前の限られた時間を使って出迎えに行き、少しでも早く会いたい気持ちを隠せずにいた。勿論、それは佐伯も同じこと。2ヵ月ぶりの恋人との再会に心を躍らせていた。そして、2人は渉の二十歳の誕生日を祝うため、映画デートを計画する――。
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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夏が始まると「夏が始まったな~!」と思うし、ちょっと涼しくなってくると「夏、終わったなぁ」と思うんですよねぇ。
なんとなく、夏だけは始まりと終わりをちゃんと意識しちゃうというか…。
この作品は、そんな夏のなかの出来事を切り取ったお話です。
イケメンの佐伯とその同級生の渉。
ふたりは映画好き同士の趣味友です。
月に2、3回お互いの気になる作品を映画館に見に行き、帰りに感想を言い合う友達。
なんと尊い関係でしょう…。
羨ましすぎて、エモが爆発してしまいそうです。
この時点でもう僕は何があってもこのふたりを応援しようと決めました。
幸せになってくれ…。ビーハッピー…。
一見するとふたりは本当にただ仲のいい友達同士のように見えることがあります。
しかし、ふとしたきっかけでどうしたって友達のままでいられなくなる瞬間も訪れる…。
気恥ずかしくも、かけがえのないふたりだけの時間…。
BLを読んでいると「もう早くくっつけ!」と思うことも多いのですが、本作の場合は「この時間よ終わるな~~~」と叫びたくなってしまいました。
番外編の「君と夏のあと」を収録 した『君は夏のなか 番外編』も併せて読んでほしいです。
是非お勧めです!
夏を大切にしたくなる一冊です。
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