ミッドナイトブルー
『ミッドナイトブルー:色の名称。「真夜中の青」と形容される、ほとんど黒に近い青のこと。濃紺よりも暗い紫みの青。中国明朝の磁器に用いられた釉薬から名前がついた「ミンブルー」に由来するという説もある。』 ―それは高3の夏「卒業しても2年ごとに集まって4人で火星観測をしよう」そう約束した2日後に、彼女は交通事故で死んでしまった。天文部の同級生だった僕たち3人は彼女との約束を守り、2年に1度集まっている。そこには、僕にしか見えていない彼女も来ているけれど―――…。(「ミッドナイトブルー」) 戻れない青春の日々を大事に慈しむ表題作他、ノスタルジー溢れる短編全7編を収録。新世代の叙情派ストーリーテラーが贈る傑作短編集。 ― 人生の宝箱に入れたくなる物語たちをあなたへ―
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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甘酸っぱい青春幽霊ストーリーが
意外なラストに着地する切なくも痛快な表題作、
妻を愛するがゆえに触れられない夫と
戸惑う妻との夫婦生活を描いた「ある夫婦の記録」など
7編が収録されています。
タイトルのような深い青で製版されており、
優しく丁寧な絵柄やどこか浮世離れした作風に
よく似合っています。
不器用な男性がおっとりした女性の言動に翻弄されて
混乱しているシーンがちょくちょく登場するのですが
どのシーンもなんとも言えず可愛くて
「あたふたする男性」萌えの作者さんなのかな…と
思ってしまいました^^
一見平凡な登場人物が
非凡な潔さや発想で現状を切り開く様が描かれており、
静かな勇気をもらえる一冊になっています。