夢幻の如く 第7巻
世界を取る為、大陸に渡った織田信長。信長の息子・夢暴丸も家康の手を逃れ大陸に向かう。女真族の族長ヌルハチと共闘し、次にモンゴルを我が物としようとする信長の前に最強の敵が立ちはだかる!それは4年前に死んだ筈のロシアのイワン雷帝だった。
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つかみはOK!の本宮氏ならではの滅茶苦茶な勢いだけのストーリー展開なのですが、とにかく続きを読みたくなってしまいます。
もし織田信長が本能寺で死んでいなかったら等、誰もが描いてきた妄想膨らむ歴史を、大胆に世界規模までドンドン風呂敷を広げていくのです。朝鮮出兵から、中国、モンゴルを越えて、インド、ヨーロッパまで精力的に攻めまくる痛快さと、どこで本宮氏が投げ出すかというハラハラ感がたまりません。本宮氏の好き嫌いがはっきり出ているデフォルメされた戦国武将と世界の歴史上の為政者たちはそれぞれ魅力的に描かれています。果たして、織田信長による世界征服はなされるのか!?ぜひおススメしたい一冊です。