響~小説家になる方法~【電子限定 アニマリアル付き】 8

異能のプロデューサー・津久井、響を挑発!

15歳という若さで芥川賞・直木賞をW受賞した天才文学少女・響。誰にも媚びず、自分の価値に揺るぎない自信を持つ彼女の振る舞いは、周りの全てを刺激し変化させてゆく。

そして、その才能の前に現れた一人の男。テレビ業界で知らぬ者はいない、天才プロデューサー津久井は、響のその才能を己の野望のため利用しようとする。

果たして、響と津久井の苛烈なる戦いはどんな結末を迎えるのか――!!

「天才」とは何かを描いた、今最注目の刺激的エンタテイメント!!

*電子版のみの特典として、漫画をリアルに再現する異能の集団・アニマリアルとのコラボ企画「リアル響」も収録!
リアルに再現された圧倒的存在感の「響」を是非お楽しみください!

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メディア化情報

  • 映画化

    「響 HIBIKI」

    2018年9月14日公開
    出演:平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸

スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

天才と、天才のまわりの人たちの話。作品とは何の関係もないですが、大ファンだった芸術家の方と一緒に仕事をした際、その性格の破天荒さに、「この破天荒さだからこの芸術を生み出せるのか」と、ファンとして一定の距離を置くことの大切さを実感したことがあったな、というのを思い出す作品でした。周りに影響されない自分の世界を持ち続けていられることが、人とは圧倒的に違う芸術を生み出せる理由なのでしょうね。
というわけで、主人公は集団生活的にはかなり問題のある高校1年生の女の子・響。彼女が出版社に新人賞応募原稿を送るところから始まる、学園生活と出版業界のお話です。ぶっ飛んだ天才少女が世間とつながっていられるのは、いつも傍にいてくれる幼馴染の男の子の存在がとても大きくて、彼が響を理解してフォローを欠かさないでいてくれるから、この全体の関係性が成り立っているんだな~というところにも注目して読むと、私はなんだか世界っていろんなバランスでできていて、面白いなと思うのでした。

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