恋は雨上がりのように 6
「橘先輩、
こんなところで
何やってるんですか?」
陸上部の頃のあきらに憧れていた
倉田みずき。
その純粋すぎる鋭い言葉に、
心を揺さぶられつつ、
あきらはクリスマスに向けて
店長に対して“あること”を決意する。
揺れるあきらに、
店長のかける言葉は――!?
17歳。季節は秋にさしかかる――。
こんなところで
何やってるんですか?」
陸上部の頃のあきらに憧れていた
倉田みずき。
その純粋すぎる鋭い言葉に、
心を揺さぶられつつ、
あきらはクリスマスに向けて
店長に対して“あること”を決意する。
揺れるあきらに、
店長のかける言葉は――!?
17歳。季節は秋にさしかかる――。
-
ジャンル
-
掲載誌
-
出版社
- 巻で購入 全10巻完結
-
話で購入
話購入はコチラから
※未発売の作品は購入できません
- 巻で購入 全10巻完結
-
話で購入
話購入はコチラから
メディア化情報
メディア化情報
-
映画化
「恋は雨上がりのように」
2018年5月25日~
出演:小松菜奈、大泉洋ほか
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
恋は雨上がりのようにの関連漫画
恋は雨上がりのようにの関連漫画
「眉月じゅん」のこれもおすすめ
「眉月じゅん」のこれもおすすめ
この漫画に関連する特集・キャンペーン
この漫画に関連する特集・キャンペーン
橘あきら。17歳。高校2年生。彼女が恋をした相手は、バイト先の店長。ちょっと寝ぐせがついてて、たまにチャックが開いてて、後頭部には10円ハゲのある、そんな冴えないおじさん。28歳の年の差をものともせずにあきらは積極的に店長に恋心をアピールするが、肝心の店長の方はというと、世間体は気になるし、女子高生の扱いは分からないし、自分に自信はないしで、なかなか距離を縮められない。三歩進んで二歩下がる、を繰り返すスローテンポがもどかしくもあり、愛しくもある。
タイトルにも「雨」という語があるように、この作品において天気や季節が担う役割はとても大きい。登場人物たちの心理を際立たせる演出道具になったり、あるいはその時々での状況を変えるきっかけとなったりして、作品に奥行きと説得力を持たせている。楽しかった部活の元後輩を見送ったあきらが仰ぎ見た空の、抜けるような青さや、二人で木の下でしのぐ雨がもたらす緑の匂い。
例え空が晴れても、雨が降っても、彼女たちが笑ったり泣いたりしている内に、次の季節はすぐにやって来る。春の空気の温かさ、夏に降る雨のあとの土の香り、秋雨の肌寒さや、りんとした冬の静けさが、コマを 追うごとに読者の私たちをも包み込む。登場人物の一人一人にも過去と未来があって、通りすぎる季節があるのだと気付かされる。
続きを読む