恋は雨上がりのように 5

ユイ、吉澤、そして加瀬。
それぞれが胸に抱える 
かなわない想い。

本当に好きな人に、
ひとりの友達として
向き合ってゆくことを決めた あきら。
そんな彼女に店長は――!?

17歳。新たな季節のはじまり。

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  • 恋は雨上がりのように 1

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    橘あきら。17歳。高校2年生。 感情表現が少ないクールな彼女が、胸に秘めし恋。 その相手はバイト先のファミレス店長。 ちょっと寝ぐせがついてて、 たまにチャックが開いてて、 後頭部には10円ハゲのある そんな冴えないおじさん。 青春の交差点で立ち止まったままの彼女と、 人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなす、 恋と青春の物語。」
  • 恋は雨上がりのように 2

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    第1集発売直後に注文が殺到し、 異例の緊急大重版が決まった 正統派 恋愛叙情譜 第2集。 胸に秘めた想いを抑えきれず ついに打ち明けた少女―― 17歳。無表情女子高生と 45歳。バツイチの冴えないおじさん。 28も年の離れた二人の恋の行方は――!?
  • 恋は雨上がりのように 3

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    1集6刷、2集3刷突破 老若男女を虜にして 現在、空前の大ブレイク中!! 店長への想いに胸を焦がす あきらと 彼女の真っ直ぐな瞳に心揺れる店長。 そんな2人がそれぞれ 心の奥に閉じ込めた過去の夢-- 17才の少女の 一度しかない 真っ青な季節が流れてゆく
  • 恋は雨上がりのように 4

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    陸上部の親友・喜屋武との間に起きる摩擦。 店長がかつて抱いた夢―― 思春期の少女と思秋期のおじさん 立ち止まったままの2人。 その想いの行方は…!? 今、17歳の夏が過ぎゆく――
  • 恋は雨上がりのように 5

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    ユイ、吉澤、そして加瀬。 それぞれが胸に抱える  かなわない想い。 本当に好きな人に、 ひとりの友達として 向き合ってゆくことを決めた あきら。 そんな彼女に店長は――!? 17歳。新たな季節のはじまり。
  • 恋は雨上がりのように 6

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    「橘先輩、 こんなところで 何やってるんですか?」 陸上部の頃のあきらに憧れていた 倉田みずき。 その純粋すぎる鋭い言葉に、 心を揺さぶられつつ、 あきらはクリスマスに向けて 店長に対して“あること”を決意する。 揺れるあきらに、 店長のかける言葉は――!? 17歳。季節は秋にさしかかる――。
  • 恋は雨上がりのように 7

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    「他にやりたいことなんて、ありません。」 周囲の声によって陸上への想いを揺さぶられるなかで、 気遣う店長と、それを突き放してしまったあきら。 ハロウィン、誕生日、海、 それぞれに自分と向き合ってゆくなかで、 店長がついに……? そしてなんと今回、喜屋武にも恋の雨が降り注ぐ!? 17歳。季節は冬へと加速する――。
  • 恋は雨上がりのように 8

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    (俺は、橘さんのことが好きなんだ…) あきらへの気持ちに気付いた店長、 しかしその表情は恋の喜びとはほど遠く、厳しく、切ない。 ついにマフラーを編み上げたユイが吉澤に想いを…? そしてあきらも!?
  • 恋は雨上がりのように 9

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    クリスマス前にマフラーを編み上げ、 吉澤に想いを伝えたユイ。 その結果を知らぬまま、あきらは…! 季節が巡り、人も、場所も巡りゆく中で、 店長が手にするもの、 そしてあきらが見つめる瞳の先にあるものは――?
  • 恋は雨上がりのように 10

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    橘あきら17歳。高校2年生。 ガーデンで過ごした大晦日から年が明け大雪の元旦。 部屋で一人黙々とペンを走らせる店長。 編み上げたマフラーを下げあきらは傘をさし、家を発つ。 「きっと、すぐやみますよ。」 あの出会いの日から季節はめぐり、二人が雨上がりの空に描くのは――― 『恋は雨上がりのように』ついに完結――!

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メディア化情報

  • 映画化

    「恋は雨上がりのように」

    2018年5月25日~
    出演:小松菜奈、大泉洋ほか

スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

橘あきら。17歳。高校2年生。彼女が恋をした相手は、バイト先の店長。ちょっと寝ぐせがついてて、たまにチャックが開いてて、後頭部には10円ハゲのある、そんな冴えないおじさん。28歳の年の差をものともせずにあきらは積極的に店長に恋心をアピールするが、肝心の店長の方はというと、世間体は気になるし、女子高生の扱いは分からないし、自分に自信はないしで、なかなか距離を縮められない。三歩進んで二歩下がる、を繰り返すスローテンポがもどかしくもあり、愛しくもある。
タイトルにも「雨」という語があるように、この作品において天気や季節が担う役割はとても大きい。登場人物たちの心理を際立たせる演出道具になったり、あるいはその時々での状況を変えるきっかけとなったりして、作品に奥行きと説得力を持たせている。楽しかった部活の元後輩を見送ったあきらが仰ぎ見た空の、抜けるような青さや、二人で木の下でしのぐ雨がもたらす緑の匂い。
例え空が晴れても、雨が降っても、彼女たちが笑ったり泣いたりしている内に、次の季節はすぐにやって来る。春の空気の温かさ、夏に降る雨のあとの土の香り、秋雨の肌寒さや、りんとした冬の静けさが、コマを 追うごとに読者の私たちをも包み込む。登場人物の一人一人にも過去と未来があって、通りすぎる季節があるのだと気付かされる。

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