蛍雪時代 (3)

漫画家・矢口高雄がアイデアにつまったとき、救ってくれたのは少年時代の体験だった。「釣りキチ三平」で登場する「片目イワナの怪」もその一つ。当時、地名の由来にこだわっていた矢口少年は、火石田(ひいしだ)という地名を火の石の田ンボと考えて、火の石は実はウラン鉱ではないか?という仮説を立てる。実証するべく矢口少年は、カナヅチを片手に探索へ出かけるのだが……!?

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  • 蛍雪時代 (1)

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    「釣りキチ三平」でおなじみの矢口高雄が、自然豊かな村で過ごした自身の中学生時代の実体験を綴った、郷愁を誘うエッセイコミック。裏門から登校とはなんたることか!? 一人の生徒から出た意見に賛同した校長先生は、校門がなかった中学校に木箱をペンキで塗った“テンプラ校門”を自腹で建ててくれた。その校門は生徒達にとってかけがえない存在となるが……。
  • 蛍雪時代 (2)

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    「盆踊りやるべ!!」――。生徒会長をしていた矢口少年が、夏休みのだらけ防止について話し合っていた時に出たM君の意見。それに賛同した生徒と教師、皆が一丸となって、自分たちで何ができるかを考え始める。盆踊り唄として「成瀬小唄」を作詞作曲して、合唱部がテープに収録、小泉(こいずみ)先生が振り付けを考え……。そこには無い無いづくしの中で、創意工夫をする子どもたちの姿があった。
  • 蛍雪時代 (3)

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    漫画家・矢口高雄がアイデアにつまったとき、救ってくれたのは少年時代の体験だった。「釣りキチ三平」で登場する「片目イワナの怪」もその一つ。当時、地名の由来にこだわっていた矢口少年は、火石田(ひいしだ)という地名を火の石の田ンボと考えて、火の石は実はウラン鉱ではないか?という仮説を立てる。実証するべく矢口少年は、カナヅチを片手に探索へ出かけるのだが……!?
  • 蛍雪時代 (4)

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    猫の額ほどしかなかった中学校のグラウンドが拡張されることになった。生徒会はせっかくの新しいグラウンドで大運動会をしようと計画するが、校長先生はグラウンドの完成はいつになるかわからないと言う。矢口少年たちは自分たちで、拡張用地をグラウンドに造ろうと考えて、さっそく草むしりをはじめる。生徒たちの情熱を知った校長先生たちも、その情熱に押されて……。
  • 蛍雪時代 (5)

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    マンガ熱に浮かされていた矢口少年を陰ながらバックアップしてくれた恩人、それはおばあちゃんだった。その助けもあり、忙しい農家の手伝いの中で、マンガ家の夢を捨てなかった矢口少年にも、中学卒業という転機が訪れる。卒業後は就職と決まっていた矢口少年の運命を変えたのは、情熱にあふれる小泉先生だった……。マンガ家・矢口高雄の原点となる、中学時代を描いたエッセイコミックの完結。

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