湾岸MIDNIGHT(23)

失われてしまった「悪魔の輝き」。取り戻した「なめらかな速さ」。この車は、間違いなく新しい“何か”を得ている。しかし――。ここから先は、戦うことでしかわからない!!!! オーバーホールされた“悪魔のZ”に勝つため、首都高ランナーたちは進化を選ぶ。事故を契機に、エンジンとボディを大手術する“ブラックバード”。そのエンジンを“伝説のプライベーター”に委(ゆだ)ねるFC3S――。「最速」を目指すプライドが、乗り手と組み手を結びつける!!! ドラマティックに深まりゆく、湾岸モーターストーリー!!!!

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  • 湾岸MIDNIGHT(21)

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    「繊細さ」、そして「はかなさの暴力」、FC3S。安定志向のスポーツカーじゃない。操縦性に優れているわけでもない。「まわりとは違う」と証明する――。チューンドロータリーを選ぶということは、そういうことなんだ!! アキオと出会い、激しい過去を蘇(よみがえ)らせた城島(きじま)。一人の“乗り手”として再燃した執念が、かつての愛車、FC3Sを捜し当てる!! どうしても欲しい――。想い深める城島に対し、現オーナーは、こだわる理由を「見せろ」という。1ヵ月後、“お前たちの場所”、首都高エリアで……!!
  • 湾岸MIDNIGHT(22)

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    最高速のステージを占拠するのは、誰もが魅了されるロータリー(RE)のサウンド。首都高エリア、「アキオのFC3S vs. オキのFD3S」――。REの本質=“速さ”に心を焦(こ)がされた城島(きじま)は、かつての愛車を賭けたバトルにアキオを送り込む。その知識、その愛をすべて託して……!! そしてアキオの“走り”を知ったオキは、いま初めて理解する。「500馬力が要求するモノ」を……!! 息もつけないチューンドRE、高みを極めていくテンション。男たちはもう止まれない、湾岸モーターストーリー!!!!
  • 湾岸MIDNIGHT(23)

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    失われてしまった「悪魔の輝き」。取り戻した「なめらかな速さ」。この車は、間違いなく新しい“何か”を得ている。しかし――。ここから先は、戦うことでしかわからない!!!! オーバーホールされた“悪魔のZ”に勝つため、首都高ランナーたちは進化を選ぶ。事故を契機に、エンジンとボディを大手術する“ブラックバード”。そのエンジンを“伝説のプライベーター”に委(ゆだ)ねるFC3S――。「最速」を目指すプライドが、乗り手と組み手を結びつける!!! ドラマティックに深まりゆく、湾岸モーターストーリー!!!!
  • 湾岸MIDNIGHT(24)

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    今夜、走るんです。「あの3台」が――。首都高を走るモノ同士にしか価値がない、今この瞬間「一番速い」という称号。誰のためでもない、たった一つきりの栄誉を求め、生まれ変わった究極の3台。すべての受動セーフティを捨て、トラクションの塊(カタマリ)となった首都高の帝王、ポルシェ“ブラックバード”。奇跡のL28改ツインターボを載せ、“悪魔と呼ばれたZ”。そして、極上の麻薬のような、本物のチューンド・ロータリー、FC。乗り手の意地と、組み手のワザが、深夜の首都高に……激突する!!!
  • 湾岸MIDNIGHT(25)

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    求めるモノはただひとつ。「地上の空中戦」なんだ――!!!! 首都高バトルに完敗し、後藤のACE34Rに心酔した“GT-R殺しのインテR”、友也(ともや)。一方、勝利者のACE後藤も、友也のセンスに“未来”を見つける。兄弟のように惹(ひ)かれあい、ガレージを共にし、感覚を研ぎ澄ませてゆく二人の日々。素直に尊敬すべき仲間……後藤、今日子、“悪魔のZ”のアキオたちから、しなやかな強さを学んだ友也は、やがて速く、激しく進化する――!!!!
  • 湾岸MIDNIGHT(26)

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    ACEのカンバンを、お前に預ける――。デモカーとしてのプライドを懸けて、“ブラックバード”を追撃した34R。一瞬のミスによって、全損……。しかし資金繰りの苦しいACEには、デモカーを作り直す余力はない。号泣する友也(ともや)に対し、今日子と後藤社長は提案する。「インテRを売って、中古の32Rを買い、デモカーとして組み直せ。ただし、自分ひとりの力で」と――!! アキオの助力を得た友也は、決意のなかで、確かなフィールを宿すモノを捜しはじめる……!!
  • 湾岸MIDNIGHT(27)

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    ただスキなだけでは済まされなくなった――。アキオとのACE32造りが大詰めを迎えるなか、友也(ともや)は「その先」を解(わか)ろうとする……!!!! ACEのデモカーを再建すべく、ドンガラの32Rに魂を吹き込む友也とアキオ。“走る宝石”34Rを受け継ぐモノに、最高以外の結果はない!! しかし求めるほどに見えてくるのは、「チューニングの答えはひとつじゃない」という事実……!! そして人生も、経営も、人の心も、答えは絶対ひとつじゃない――。仕事を超えて見つめあう、後藤と今日子のゆくえは……!?
  • 湾岸MIDNIGHT(28)

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    そしてアキオは、はっきりと言う。「その先が危険ゾーンであっても、速さの基準をひとつ上げて踏み込んでこい」と――!! アキオが全面協力したチューニング、高木が貸した最高のガレージ、後藤の組んだエンジンRB24、“伝説のチューナー”富永の手によるセッティング……。天才たちの情熱によって、ACEのデモカーは、最速領域の32GT-Rへと進化した!! “悪魔のZ”の双子のような、そのフィール……。奇跡のマシンを前に、乗り手としてのキャパシティ不足を痛感し、立ちすくむ友也(ともや)だが……!?
  • 湾岸MIDNIGHT(29)

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    いつでも迎撃態勢で待っている――。幻のF1タービンを装着して「特別な何か」に生まれ変わった911ポルシェ“ブラックバード”。CPUの鬼・富永がとことん付き合ったACE32GT-R。怒濤(どとう)の進化を続けるライバルに対して、ルーフを軽量化しただけの“悪魔のZ”は、もはや同じ次元にいられないのか――!? 水曜26時、地上の戦闘機たちが首都高に……集う!!!!
  • 湾岸MIDNIGHT(30)

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    アタシが求めていたのは、このクルマ……!! インプレッサ乗りのキャバ嬢・マコトは、首都高で見かけた“悪魔のZ”の音が忘れられない。新しい人生を切り拓(ひら)くべくクルマ捜しを始めたマコトは、いわくありげなクルマ屋・山下と、なぜか心をつかんで離さないZ32に出会ってしまう……。一方、ポルシェ911“ブラックバード”から取り出された幻のF1タービンも、「運命が決めた、あるべき場所」に移植され……!?
  • 湾岸MIDNIGHT(31)

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    Z32専門の天才チューナー・山下との出会いによって、「本物のアタシの走り」を追求しはじめた、キャバ嬢マコト。ポルシェ911“ブラックバード”の助手席で、当たり前のステアリングが「当たり前ではなくなる瞬間」を体感する……!! アキオの走りに「自分の求めていたモノ」を発見したマコトは……!? 深夜の首都高に現れる、幻のような空間。湾岸モーターストーリー!!
  • 湾岸MIDNIGHT(32)

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    幻のF1タービンがZに与えた、これまでと違う「何か」に戸惑うアキオ。暫定(ざんてい)仕様のセッティングを経たZは、車体とアキオをつなぎとめていた「リード」をか細く変えていた!! 塗り替えられていくフィール。一方、決して変わらぬものもある――。首都高にてブラックバードとの“編隊飛行”に挑んだアキオは、Zに隠れていた本質……ハガネのボディの生命力を実感。そして「コインの裏表」の存在であるポルシェもまた、決してZと交わることのない「高み」を知ろうとしていた……!
  • 湾岸MIDNIGHT(33)

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    湾岸は、踏みっぱなしのクローズドコースじゃない!! 水曜深夜、首都高バトル……熱くなる!! 一度はブラックバードに撃墜(げきつい)されたマコトのZ32は、自分のテンポ(速さ)で線をつなぎはじめた……! F1タービンを積んだ“悪魔のZ”も加わる走りのなかで、マコトは何をつかむのか――!? そして、ポルシェ911ターボに秘められた「毒」が、深夜の湾岸線を蝕(むしば)んでいく――!!
  • 湾岸MIDNIGHT(34)

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    ポルシェ911ターボモデルは、“地上を走るメッサーシュミット”! それなら“地上のゼロ戦”は……!? チューナー山本のもとに、異母弟・ユウジが初めてやって来た。今は亡き父の、そしてかつてあった自分の「想い」を再確認した山本は、ユウジに対して「“地上のゼロ戦”をともに造ろう」と誘いかけるのだが――!? ただひたすらに「速さ」を求める、心熱き男たちのドラマ。それが――湾岸モーターストーリー!!!!
  • 湾岸MIDNIGHT(35)

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    S2000を“ゼロ”化せよ--。白熱する“地上のゼロ戦”編!! 年の離れた異母兄・チューナー山本から、“地上のゼロ戦”を造ろうと提案されたユウジ。その土台を選択しようと、RX-7やNSXの試乗を重ねるなか、ユウジは富永の購入したホンダS2000になぜか心が惹(ひ)かれていく……。「結果として二番手だとしても、同じ道は決して通らない」--ホンダイズムを体感したユウジは、ほかのクルマとは違う「何か」を刻み込み……!?
  • 湾岸MIDNIGHT(36)

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    ターボ化されたホンダ“S2000”を乗りこなせ!! --加速する“地上のゼロ戦”編!! アキオの運転するS2000(=エス)に同乗し、自分の運転とのあまりの違いに愕然(がくぜん)とするユウジ。その一方でエスはターボ化、着々と“地上のゼロ戦”へと変貌(へんぼう)を遂げていた--。MADE IN JAPANのエスは、“地上のメッサーシュミット”=ポルシェ911ターボを撃墜(げきつい)できるのか……!? 男のロマンが昇華する、湾岸モーターストーリー!!
  • 湾岸MIDNIGHT(37)

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    ターボ化エス(=ホンダS2000)に手こずるユウジだが、いまだ自信を持てぬまま、次の水曜深夜にアキオたちと「走(ヤ)る」ことになる--。そのバトルの前に、アキオの計らいを受けたユウジは、ブラックバードからポルシェ911ターボを借りるのだが……!? エスは、山本とユウジの追い求める“地上のゼロ戦”として飛び立つことができるのか--。そして来る、水曜24時。男たちの闘いが始まる--!!!!
  • 湾岸MIDNIGHT(38)

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    人生にプレはない!再発進する“地上のゼロ戦”!!アキオの“悪魔のZ”や、ポルシェ911ターボ“ブラックバード”とのレベル差に萎縮(いしゅく)して、一度は止まってしまったユウジのホンダ“S2000”。しかし、今は亡き父の言葉を思い出し、再び首都高をひた走る――!!そう、それは「自分の1」を起こすために――!!!チューナー山本&異母弟・ユウジの熱きドラマ……“地上のゼロ戦”編、ついに完結!
  • 湾岸MIDNIGHT(39)

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    「1台の車にこだわり走りつづけていく」という意味――。悩める30歳「FDマスター」荻島(おぎしま)編収録! かつては車雑誌の編集者だったが、現在は住宅販売会社の営業マンの荻島。合コンでチューナーのリカコと知り合ったことから、北見や高木と出会っていき、RGOの大田とも再会を果たす。クルマをめぐって次第に重なる邂逅(かいこう)が、荻島の心にくすぶっていた「RE(ロータリー)への情熱」を甦(よみがえ)らせる……!!
  • 湾岸MIDNIGHT(40)

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    かつては「FDマスター」と呼ばれていた、住宅販売会社の営業マンの荻島(おぎしま)30歳。くすぶっていた「RE(ロータリー)」への想いを甦(よみがえ)らせて、大胆にも会社を退社。そして、大田とリカコ率いるチューニングショップ=RGOに入ることを決意する! 時は、完全に熟した――。FDベースの究極の首都高SPL(スペシャル)、そして対“悪魔のZ”SPL造りに向けて、荻島たちが動きはじめる――!!

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