七つ屋志のぶの宝石匣(13)
山梨県甲府市。
日本で一番ジュエリー産業が盛んな街に、志のぶと顕定、鷹の3人で初めての小旅行!!
志のぶが2人に隠している、とある目的とは…?
さらに、工房で出会ったおばあちゃんが、24年前に失踪した顕定の叔父・北上義実のことで、
大きな“秘密”を抱えているようで――?
新展開に注目の第13巻!
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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ネタを書いたノートを開いた著者。
「新しい連載の企画2本です どっちがいいですか?」
・質屋の話
・音大の話
ここで選ばれた「音大の話」が後の『のだめカンタービレ』となり、
残された「質屋の話」が本作、『七つ屋志のぶの宝石匣』。
というわけで、二ノ宮知子先生が約15年あたためていたシリーズが、ついに始動!
舞台は、老舗質屋。宝石のオーラを見抜く天賦の才(?)を持つ、跡取り娘の志のぶ。
女子高生なのに、宝石に関してずば抜けた知識を持っているのがカッコイイ!
不思議女子というギャップもイチオシ。
しかも、志のぶには年上のイケメン婚約者・顕定という存在が!
けれどそれは志のぶの祖父が決めた関係。
恋愛とも違う、ビジネスパートナーのような絶妙な距離感のやりとりがおもしろい。
そんな二人のもとに、宝石にまつわる事件が次々に飛び込んでくる。
遺産相続問題や、思い出の詰まったアクセサリーなど、エピソードは様々。
登場人物たちに極悪人はいないし、魔法のようなトリックもない。
最後に明らかになる真実はほのぼのしたものばかり。
だからこそ、老若男女問わずに すすめたい、稀有でリアルなヒューマンストーリー。
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