北斗の拳 7巻

「北斗の拳」シリーズ第7巻:199X年、世界は核の炎に包まれた!! 文明は消え去り、世界は暴力が支配する時代になっていた──!
「週刊少年ジャンプ」に1983年~1988年まで、原作・武論尊、漫画・原哲夫により連載。最終戦争により、荒廃し弱肉強食の世界になった世紀末を舞台に、一子相伝の暗殺拳“北斗神拳”の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿を描き出す。強敵(とも)と呼ばれる男達とケンシロウの熱い戦い、婚約者ユリアとの愛、そして、同じ北斗神拳を学んだラオウ、トキ、ジャギの義兄弟との絆と別離。そのどれもが現在まで読者を魅了している。また、悪党達が「ひでぶ」「あべし」といった断末魔を残しケンシロウに倒されていく爽快感も魅力のひとつ。
連載当時、社会現象にまでなり、現在にいたっても、TVアニメや劇場版、脇役達をフィーチャーした外伝、ゲーム等へと新たな展開を続けている。

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

私が初めて『北斗の拳』に出合ったのは、確か小学校低学年の頃。父親が文庫版を集め始めたのがきっかけでした。あれから20年以上が経ち、今思うのは「人生は2種類ある。『北斗の拳』を読んだことがある人生か、読んだことがない人生か」ということだ。

ジャンプ黄金期を築いた少年漫画の超名作『北斗の拳』。完結から30年以上経った今、きちんと読んだことがあるという人は少なくなってきているのかもしれません。しかし敢えて問いたい。「あなたは『北斗の拳』を読まない人生を歩んでいいのですか?」と。
本作には何人もの熱き漢(おとこ)たちが登場します。我が生命をすべての弱き者たちのために燃やす主人公ケンシロウ、妹・アイリをはじめ愛する女のために生きた美しき南斗の男・レイ、その強すぎる愛ゆえに孤高にならざるを得なかった聖帝・サウザー、ケンシロウの最大の敵であり最も尊敬する漢でもあった拳王・ラオウ――おっと、つい全員紹介しそうになってしまったので、ここで自重します。

漢たちは皆、自分の美学を持ち、その美学に殉じて死んでいく。不器用とも呼びたくなるほど高潔な生き様がぶつかり合って散っていく……。あまりの美し さに「今!! 私は!! 彼らに恥ずかしくない生き方をしているだろうか!!??」と叫び、一夜にして人生改革したくなります。なんというかもう、これは漫画というジャンルに収まらないのではないでしょうか? 読むサプリみたいなもので、定期的に摂取することで確実に人生が充実していきます。※個人の感想です

もし、『北斗の拳』全巻を読んでいただけたなら、その後には『北斗の拳 イチゴ味』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)を読んではいただけないでしょうか? 『北斗の拳』が人生のプロテインならば、『イチゴ味』は筋トレの休息日。この2作品があってこそ、真の“漢の人生”が歩めるものと信じています。そして、あわよくば『蒼天の拳』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)とか『北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)とかも読ん(ry

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