弐十手物語(108)
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盗賊・雲筏(くもいかだ)の隠れ屋、白雲寺のある芒ヶ原に火を放った隠密廻り方の板見半蔵。路銀を手に逃亡する雲筏一味と頭の重兵衛。だが、鶴次郎とお咲は炎に囲まれた白雲寺に残った…。さて、どうする鶴次郎!? -
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柳生堅物(やぎゅうけんもつ)に柳生一門を託された鶴次郎。だが、堅物の孫娘・真比等は、これに納得がいかない。問題が多く人望のない真比等は、鶴次郎が手を引けば、家人たち全てが去ってしまうと考え、鶴次郎を斬って自害しようとするが…。 -
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朝顔の鉢に阿片を忍ばせて、城中に運び入れていた成田屋。阿片はすでに大奥に蔓延し、将軍までも使用している可能性が出てきた。探索の糸を切ろうと、同心・花井戸嘉門(かいどかもん)と浪人の平賀が成田屋を皆殺しにして火を放つが…!? -
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大奥の警護に当たる「お鈴口音無組(おすずぐちおとなしぐみ)」は全滅。阿片に関わっていた側近や腰元は、次々に自害。将軍も阿片に冒され、麻薬欲しさに暴れる始末。この前代未聞の大事件の黒幕の匂いを嗅ぎつけた鶴次郎の次の手は…!? -
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怨霊に取り殺される運命の罪人・おけいとその父。陰陽師の桃波(とうは)は結界を張り、さよと小紅麻呂に二人の世話を命じる。しかし、おけいの父は警告を聞かずに結界の外にでて、怨霊に殺されてしまう。そして、さよと桃波の鶴次郎をめぐる恋の鞘当て。事態は二転・三転するが…。 -
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ヤクザに追い込みをかけられ、自殺する寸前の旅籠の夫婦を助けた鶴次郎。しかし、追い払ったヤクザたちの仕返しに、桃波が斬られてしまう。死の間際、桃波は鬼となって鶴次郎の体の中に棲みつくと宣言し、魂を鶴次郎に吹き込むが…。 -
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館林宰相(たてばやしさいしょう)が毒殺され、犯人の疑いを掛けられるくらま。くらまの念を受け、江戸へと急ぐ鶴次郎は、幽閉されているくらまのもとへ妻たちを総動員して向かうが…。 -
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大目付・榊原主丞(さかきばらもんど)の命により、将軍のご三女・綾姫を斬りに来た剣の達人・浦影清十郎。その目前で、綾姫を犯すという意外な行動に出る鶴次郎。唖然とする浦影は、一旦は引くが、今度は鶴次郎を斬りに舞い戻ってくる……? -
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鶴次郎により女の悦びを知った色くノ一・亀緒(かめお)は、主人の苦楽翁(くらくおう)こと大老・松平久信のもとを去る。そして亀緒は、鶴次郎の妻たちと共に女火盗改方「鶴組」を作る。鶴組は次々と強盗たちを捕縛していくが…。 -
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江戸が大騒乱になる事を避けるため、黒元結連(くろもとゆいれん)の元締め・蜂橋死能(はちばししのう)と共に牢に入った鶴次郎。全てを闇から闇に葬ろうとする幕府は、鶴次郎たちを処刑しようとする。しかし、霊となった鶴次郎の妻たちは続々と人々に憑依していく……。
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